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山羊は紙は食べません

山羊は犬と同じくらい人間との付き合いが長いようです。だから山羊乳は牛乳より歴史が長いのです。チーズももちろん山羊チーズが先ですね。羊に較べると毛が少ない山羊ですが、高級素材のカシミアやモヘヤも山羊の毛なんですね。餌をあげなくても自分で雑草を食べ、乳製品や服の原料まで提供してくれる人間にとってはとてもありがたい動物なんですね。

面白いことに山羊は前歯が下側にしかないそうです。スコップのように草を根こそぎ食べられるようになっているそうですが、歯が上側にあっても邪魔にはならない気にするのですが。

さて山羊は季語ではないので夏の季語を当て嵌めて作ってみます。山羊は牛と同じように反芻するのでいつでも何かを食べている感じです。そんなむしゃむしゃと草を食べている景色を詠ってみました。

夏草やむしゃむしゃ山羊の昼ご飯(夏草)

雲の峰むしゃむしゃと山羊草を食う(雲の峰)

むしゃむしゃと山羊が草食う夏休み(夏休み)

むしゃむしゃと草食う山羊や風涼し(風涼し)


う〜〜ん。もう一つですね〜〜。「むしゃむしゃ」がいいと思ったけど「むしゃむしゃ」から離れて少し俳句っぽいものを作ってみることにします。

青嵐山羊はのんびり草を食む(青嵐)


青嵐とのんびりの対比を詠いました。

風薫る山羊が我見て口止める(風薫る)


風が薫って私の臭いに気がついたのでしょうか?

夕立や山羊は知らずか草を食む(夕立)


多少の夕立なんぞ我関せずとばかりに草を食べている景色です。


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