光宗薫　アラスカの海や氷河の軋む音

プレバドでお馴染みの絵の名人、光宗薫さんを描きました。もともとどんな人なのかなと検索したら元AKBのアイドルなんですね。ちょっと陰りがあってアイドルのイメージはなかったのですが、摂食障害が原因ですぐにアイドルをやめられていました。２０１１年１２月からアイドル活動を開始し、翌年４月にはテレビドラマ「ATARU」にも出ていますが、私はこのドラマを全部見たはずなのに彼女のことは全く覚えていませんでした。ただその年のうちに摂食障害となり活動を中止したのでアイドルとして活動した期間はたったの１０ヶ月でした。その頃、やり始めたのがボールペン画でモデルとして芸能界復帰してからも創作活動は続けていたようです。プレバドに出演し陶芸では先生から天才と言われ、水彩画でも初回でいきなり特待生となりました。２０１７年には体調不良から再び芸能活動を休止しますが、ボールペン画の個展を開くなどしているので創作活動にはさらに磨きがかかったようです。

２０２０年に彼女がプレバドに復帰した頃、ちょうど私もプレバドを見るようになったのでその時初めて彼女とその能力を知ることになりました。なんとなくモデルさんかなとは思っていましたが、いろんな分野の作品だけでなく彼女そのものが創作物のように思えてしまいます。

アラスカの海や氷河の軋む音

アラスカの氷河が海に崩れ落ちる場面を見た方は多いと思います。私はニューヨーク時代に氷河が無くなる前に是非見て置きたいと思ってアラスカ旅行を計画しました。アンカレッジから列車でウィッティア港に行き、そこから観光船に乗り、氷河が直接海に流れこんでいるところへと近づいて行きました。そこにはテレビで見たのと同じ光景が広がり、氷河が徐々にひび割れ始め、次第に傾きを変え、その軋む音まで聞こえて来るようでした。と、その瞬間、氷河の崖が崩れ、船から見ていた私のお腹にまで響くような大きな音と共に氷河のかけらが飛沫を揚げながら海に沈んで行きました。私の氷河体験に興味のある方は下をクリックして見て下さい。ところで「光宗薫さん」の絵で何故氷河の俳句なのか？私には彼女が氷のように思え、ある種の怨念みたいなものを感じたからですね。

https://note.com/kirk/n/n8fc0e2cbe643?magazine_key=m20567c993148