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国東・富貴寺の仁王門

富貴寺(ふきじ)は大変由緒あるお寺で宇治平等院阿弥陀堂、中尊寺金色堂と並んで三大阿弥陀堂と呼ばれています。その阿弥陀像が安置されている大堂は現存する九州最古の木造建築物として国宝にも指定されているそうです。

磨崖仏春光受けて輝けり(季語:しゅんこう:三春)

国東半島には昔から断崖に彫られた磨崖仏が多く見られます。磨崖仏に中国大陸の空気を感じるのは私だけでしょうか。とにかく大きくて見上げると首が痛くなるくらいです。

大堂の阿弥陀に向かい風涼し(季語:かぜすずし:晩夏)

決して豪華とは言えない富貴寺ですが、その趣はとても印象に残りました。この辺りには六郷満山文化があり、修行に適したお寺が数多くあります。

唐揚げの中津と言へり山粧ふ(季語:やまよそふ::晩秋)

今や大分県特に中津の名物と言える鳥の唐揚げは本当に美味しいですね。唐揚げ屋が多いから切磋琢磨して美味しい唐揚げに進化するのでしょうか。中津から山の方に行くと耶馬渓という紅葉の名所があります。ここはほんとにヤバイです。

冬霞国東治む両子山(季語:ふゆがすみ:三冬)
(ふゆがすみくにさきおさむふたごやま)

国東半島を地図で見ると両子山からほぼ全体を占めているように見えます。その昔両子山の火山噴火で国東半島が形作られた為全体が山のようになっているのです。もちろん富貴寺もその両子山の中にあります。

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