「私」といれば強くなれる。ひとりきりの対話と共感
これから、誰にも話したことがない、自分の心の中だけの話をする。
もしかしたらこの話は、私以外の誰かにとって、あまり読んでいて気持ちのいい話ではないかもしれない。
自室でひとり、私は泣いていた。
壁の薄い部屋で、精一杯声を押し殺しながら泣いていた。
親の何気ない一言が胸に刺さって辛いのか、それとも学校で心無い扱いを受けたのか。
なんてことはない、よくあることだ。小学生の頃には、家族3人川の字になって寝る寝室で、親のすぐ隣でさめざめと泣いていたこともあった。
私