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DVから脱出•離婚 〜 人•縁 〜

DV暮らしが悪化し弱り始めた頃

修復できない状態になっても
住みなれた家を離れたくなかった

忙しくても、毎月、草引きして手入れして
大切にしてた家

地区役員をしたり
ご近所さんとおしゃべりしたり
大切に育ててきた地域の人間関係

離れたくなかった

けれど、体も神経も限界になり
ようやく、出て行く決意が固まり
身辺整理を始めた
年賀状や私の付き合いがわかるものは捨てた

携帯電話の操作がわかってない夫の携帯電話から
私に関係する人の連絡先をコッソリ消した

逃げることは誰にも話さなかった
一度警察に保護されたことはバレてるし
家の前にパトカーが時々張り込んでくれてた
誰にも知られず、悟られず、水面下で準備していった


子どもが育つように人間関係も育ててきた
仲良くなった人達とサヨナラ
そう思うと悲しかった
悲しかったけど
そうしないと逃げきれない

自分の境遇を誰もわかってくれないし
興味本位に近づいて来られるのもイヤ

夫が怖いから
家の全てが怖くなっていき
家の周りの景色、すれ違う人さえ恐怖を感じるようになってしまった


脱出して
全ての関係を切った
もう誰とも出会いもないだろう
誰とも付き合わない、付き合えないと思ってた

美容院も変わり
笑って話せた
地区役員になって
笑って話せた
職場も変わり、おひとり様の方と話せた

もう出会いはないと思ってたけど
出会いは、どこにでもあった
誰と話そうと自由になってたことに気づく

離婚して3年ほどして
元ご近所さんと会えた

少し遠めのご近所さんは
元気やった?
若返ったみたい!と笑顔で話してくれた

近かった人は
良かった〜ずっと気にしてた
別れて良かったのよ
みんな、もたない!って言ってたの
ほんとに別れて良かったのよ

ランチしてた人も
必ず連絡してきてくれるって待ってた

出先で、偶然出会ったママ友さんにも
どうしてたの!
心配してたのよ!と声をかけてくれた


新しい出会いはあった
今までの付き合いもなくしてなかった


縁というのは
自分が正直に真っ直ぐ生きていればなくすことはない
新しい出会いも訪れる
そう実感している


今は、あちこちボランティアに参加して
そこで出会う人達の、輝き•パワー•温かさに癒され励まされてる
これからも、そんな輝きももってる人達のパワーを分けてもらいながら
前向きに笑って暮らしていきたい

夫婦という縁は薄かった
そこに留まってしまうと心底悲しくなる

悲しみ越えて自分を高め磨きたい

輝きと温もりのある人達と繋がって
自分を奮い起こして暮らしていきたい



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