No.17「体育主任として心がけていたこと」

こんにちは、あーさーです。
前回は、体育主任時代に石灰を活用できる環境が子どもたちの運動量が増えるということについて投稿しました。
体育関係に興味がある方は、ぜひ、お読みください♪
No.16「石灰で体力向上!?」|あーさー先生 (note.com)

 今回は、体育主任の頃に心がけていたことを綴ります。
私は、採用試験に合格して、着任する学校が決まった時に校長先生に挨拶をしに行きました。その際に以下のようなことを告げられました。

「体育副主任として体育主任の動きをよく見ておいてほしい。また、来年度は体育主任にするから、2学期後半からの体育行事については、あなたに体育主任の仕事をしてもう。」

 ということで、初任の後半から私の体育主任生活がスタートしました。そこから6年間+半年、務めていたのですが、正直、「体育」という世界は馴染めませんでした(苦笑)馴染めないと言いますか、性に合わないので苦手でした。

 そんな私が心がけていたことの中の2つを綴ります。みなさんにとっては、当たり前のことや反対することかもしれませんが、共感していただけることがあると嬉しいです。

①傾聴力
 体育主任の仕事の一つとして、「仕事を割り振る」ということがあります。陸上の種目の担当者や運動会の役員の責任者などのことです。さらに、「日程調整」という仕事も必要となります。運動会や水泳指導の各学年の練習日の割り当てや部活動の練習日などのことです。これらを体育主任が考えて、職員会議で提案するわけです。
 これらの担当や割り当てというのは、1,2ヶ月という長い期間任されることになりますし、陸上などでは選手になるために練習メニューを工夫したり、選手精選したりなどの責任感を出てきます。簡単な仕事ではないということです。こうした仕事を「今年は、これでお願いします。」といきなり提示されてしまうと困る人も多いはずです。
 私の地域であれば、4月に「運動会」「陸上」、5月に「水泳」というように提案する時期があらかじめ決まっています。わからなければ、前年度の職員会議録を見ればわかります。まずは、各提案がどの時期にあるのかを知ることが大切です。
 そして、2週間~1ヶ月ほどゆとりをもって、先生方に希望の担当を伺います。希望通りにいかないことが予想できるのであれば、必ず、「〇〇という想いで、先生には〇〇をお願いしたいと考えているのですか、お力を貸していただけますか?」と事前に想いを共有しておきます。どちらかというと、前者だと投げやり感も出てしまうの職員の関係性も考えながら前者と後者を使い分けていました。こうした根回しをすることを反対する方もいらっしゃるのですが、私は大切だと思います。
 
②天狗
 体育行事は、学校全体を動かします。また、陸上大会や運動会ともなると学校だけではなく、他校や地域との連携も必要となってきます。そして、子ども達の前で全体指導したり、地域の体育行事の役員をしたり、子ども達からも「体育の先生」と認識してもらえます。これだけのことをしていると、達成感や充実感を感じる人も多いと思います。そんな中で、必ず「天狗」になる先生がいます。まるで、自分が学校の中心になって、自分が学校を動かしているというように……。「俺、体育主任だけど、お前は?」なんて、鼻が伸びている若手も見かけるわけです(笑)
 しかし、体育行事というのは、それぞれの役割を担ってくださっている先生方や各学級で下地を作ってくださっている担任の力などのおかげで成り立っているわけです。こうした、みなさんの力があってこそ乗り越えられたという感覚を忘れないことが大切です。また、他の分掌の先生方も表舞台に出るような仕事ではないだけで、なんならお一人で学校を支えてくださっていることへの感謝も忘れてはいけません。ですから、「体育主任が一番大変。」「体育主任には、手当てをつけるべき。」などというポストをお見掛けする度に「???」となってしいまうあーさーでした。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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