No.25「職員室のありえない光景」

こんにちは、あーさーです。
前回は、不登校の子ども達に新たな選択肢を増やしてあげたいという想いを投稿しました。不登校に関係する方々、今の教育を変えたいと思っている方々に読んでいただけると嬉しいです。
No.24「不登校の子への新たな選択肢」|あーさー先生 (note.com)

さて、今日は、これって、ありえない光景?と思っていたことを綴ります。
今回は、職員室部門で2つ書きます。

①業者の売り込み
 学校には、様々な業者が売り込みに来ます。その多くが、放課後に職員室で事務作業をしている時間帯です。今までに経験したことがある業者は以下のようなものです。

・宝石
・指輪
・化粧水
・寝具
・保険
・浄水器  など

 これらの業者が管理職から許可を得て売り込みにきます。保険に関しては、組合と提携を結んでいるので定期的に保険の情報を伝えに来ます。また、新年度になると新規採用の先生に話をしに来ます。
 上記の多くは、別室に品物を並べて、興味のある先生はご覧ください程度の売り込みです。興味のない先生方が強制的に見せられるということはありません。中には、品物を見てくれたり、話を聞いてくれたりしたら、文具をプレゼントでもらえる業者もあります。私は、仕事の気晴らしに数人で品物を見に行っていました。先生方の話題のネタにもなるので嫌いではなかったです。
 ですが、困った業者もいます。それは、事務作業や成績準備で追われているタイミングで一人一人の先生方に声をかけて回る業者です。「5分だけいいですか?」なんて声をかけてくるのです。「見られると困る情報もあるの…。」「今日中に仕上げないといけなくて…。」と、先生方は断るのですが、おこまいなしに話を進めてくるのです。このタイミングに許可を出す管理職にも困ったもの(大半の管理職の方は、このタイミングは許可を出しません。)です…。
 また、ヤクルトに至っては、授業中に職員室に売り込みに来ている年もありました。授業中なので、職員室で仕事をされている先生方対象でした。担任の先生方が授業に専念している間、職員室で「これ美味しそう♪」「これ飲みながら仕事がんばっちゃお!」「家にも買っていこうかな。」なんて盛り上がっている姿をたまたま見た時には、何だか変な光景だよなと感じました。

②挨拶運動
 7:30に昇降口が開くと、徐々に子ども達が校内に入ってきます。全校の3割程度の子ども達が、教室に行く前に職員室によります。そして、「失礼します。〇年〇組の〇〇〇〇です。挨拶をしに来ました。おはようございます!」と挨拶をするのです。毎朝、数十人の子ども達が挨拶に来るので、子ども達の行列で出勤してきた先生方が職員室に入れないということが日常茶飯事で起きていました。
 これらの子ども達の挨拶に対して、丁寧に返事をする方もいれば、パソコンを見つめながら適当に返事をしている方も多いわけです。先生方にとって、朝の時間は貴重ですからね。(この挨拶が始まった経緯は今回は省きます。)
 来年度に向けて、校内の変えていきたいものを提案する会議が行われました。その際に、この朝の職員室への挨拶について以下の理由で廃止したいと提案しました。

・大人に対して媚を売る行動になっているため。
・子ども同士の挨拶につながっていないため。
・朝、職員室が混雑するのを避けるため。
・電話対応が聞こえづらいため。
・朝の支度が間に合わない子が出ているため。
・廊下で友達とすれ違う時や教室に入る時に挨拶できる子にしたいため。

 ですが、予想通り、鼻で笑われて終わりました。一応、以下の理由のため
廃止はしないという結論付けがされました。

・挨拶の様子で体調や情緒の確認ができる。
・多くの先生方でその子の表情を見ることができる。
・子どもが率先して行っている挨拶に制限はできない。

 みなさんは、どう感じましたでしょうか?私は、子ども達の子どもには挨拶しない、廊下ですれ違う先生にも挨拶しない。けれど、職員室にいる先生方には元気よく挨拶する子に育っている様子を見て喜んでいる職場が居心地悪くて仕方ありませんでした。このようなすれ違いをたくさん経験してきて「あぁー、やっぱり公立という大きな組織のを変えるのは無理なんだな。」と挫折も味わいました。

 私にとっては、ありえない光景でしたが、みなさんにとっては、いかがですか?もしかしたら、私の感性がずれているのかもしれません。
 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
フォローやいいね、コメントをいただけると繋がれるので嬉しいです♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?