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父はアスペルガー症候群では?

最近、アスペルガー症候群の夫と離婚したという方の記事を読んでふと思ったのだが。

父はアスペルガー症候群では?
そして、母はカサンドラ症候群に陥っているのではないか?

と、思うようになってきた。

私なりに思う、父の異常なところ

・異常なまでの細かいマイルール
特に強烈だったのは食事時のマナーだ。
あげきれないほどの細かいルールがあり、実は私もどこまでが世間の言うところの「マナー」で、どこまでが父の作り上げた「マイルール」なのか判断できない。
箸の使い方ひとつ間違っただけで、発狂したように父は暴言を吐きまくった。
まさに「刑務所」という表現がしっくりくる。

というか、正直なところ、私は刑務所の方が快適ではないかと思ってしまうほどだ。

ルールさえ守っていれば罵声が飛んでこない刑務所に対し、我が家はルールを守っていてもイチャモンを付けられるので、父の前ではまったく気が休まらなかった。

実際、友人達にきいても、「そんなマナー、知らんなあ……」のオンパレードである。
強いて言うなら、目上の方と食事をする際には少々役に立つ、ぐらいだろうか……。

また、外食で父より高い物を食べたり、父が持っている物よりいいものを買うと非常に機嫌が悪くなるので、いちいち気を遣わねばならず窮屈だった。
外食で好きな物を注文できたことなど私は一度もない。

・他人に共感できない、人の気持ちに配慮できない
父に物事を相談しても、まず「俺に聞くな」と一蹴されるのが常。
または「自分で調べてから聞け」と突っぱねられる。
「調べても分からない」と言っても相手にされない。
さすがに家計を握る母とは、金銭については話し合っていたようだが……理解していたかと言えば、全くしていなかった。
また、自分の行き過ぎた暴言(冷血、感情がない、無表情、要らない人間、などなど……)がどれほど家族を傷つけているかもまったく気がついていない。
よく母は「父は反省している! 帰ってこい!」とメールを送ってくるが、あいにく、私は父から謝られたことは一度もない。
父はひとつも自分が悪いなどとは思っていないのだ。

・言外の意味が理解できない
冗談やからかいは一切通じない。言葉通り受け止めるため、まったく会話が弾まない。
家族団らんなど成り立ったためしがない。
父が会話に入ってきた瞬間=会話の終わり、ぐらいのクラッシャー具合だった。
心底どうやって会社員をやっていたか不思議でならないが、上下関係がはっきりしており、やることが決まっているので、どうにかなっていたのだろう。

・トラブルを次々と持ち込んでくる、自分勝手、将来を考えられない

我が家の場合は「事前相談なしに突然購入される家電・車」が該当する。
多くのご家庭であれば、何か大きな買い物をする場合、夫婦で相談するのではないだろうか?
だが父は勝手に車を買い換えを決めてしまう。
我が家は5年未満で乗り換えることが殆どだった。
10年乗ったことなどない。
また母の乗る車も父が勝手に決めてくるため、扱いづらい車(父が単に欲しくなっただけ)を買ってくることもあり、母は常に不満を言っていた。

その中でも、一番腹が立ったのは、私が大学入学する=金かかる時期に、プレジャーボート(船)を買ったのである。
ただ、船と言っても、小型のボートだ(4人のりだったと思う)。
それでも新車よりかなり高く、維持費も相当かかる、まさに金持ち御用達の一品だろう。

そんなものをよりにもよって、このタイミングで買うか、であるが……
父の言い分は「自分が働いているから買って良い」だった。
後先考えない買い物とはまさにこのことで、購入したはいいが、維持費が払えず、数年後手放したようである。
この「将来を考えられない」あたりも実にアスペルガー症候群ぽいと思う。


余談だが、我が家では両親がいつも一番高い物を使っていたので、私と弟はかなりみずぼらしい部屋で暮らしていた。父は「つねに自分が一番高級品を使っていないと許せない」という感情があったようだ。
何年も買い換えられない布団に、もらい物の古びた家具。これっぽっちも好みではないカーテン。
そのくせ自分たちの部屋には高い家具を新品で買ってくるのだから、やりきれない思いだった。暖かい布団で寝ていて羨ましかった。私の布団はもう薄くなっていて、あきらかに買い換え時だったのに、一切無視された。

また、学用品で必要なものがあっても、約30年前に父が使っていたものを私に与えてきたり(当然授業では一人浮いていた)、代用品をあてがわれることが多かった。
そして弟には新品を買い与えるのだから、非常に私は気分が悪かった。

・友人がいない

父には友人がいない。
しかも地元で就職したにもかかわらず、連絡を取り合うような仲の存在が誰一人としていないのである。
家族ぐるみの付き合いがある方はいるが、これも、向こうの方がたいそう父に気を遣ってくれていること、父も他人に対しては暴言を引っ込めるので(場を盛り下げることは多々あるが)、どうにか成り立っている状態だ。
そのため、私はそういう場に直面するたび、心から申し訳ない気持ちになったものだ……。


 アスペルガー症候群=毒親と決めつけているわけではない

アスペルガー症候群=毒親、とは言わないが、私からすると、父は人間の形をした「別の生き物」という感じだ。
全く思考体系、感情の持ちようが違う生命体。
宇宙人と言っても割と信じられる。
なので、アスペルガー症候群の親を持つ子どもは、上記のような扱いを受けずとも、かなり苦労する気がする。特に情緒面においてはまったく期待できないと思う。
事実、父は「子どもの立場になって遊ぶ、考える、過ごす」ことが一切できなかった。


……私は確かにINTJ型(建築家型)だが、あそこまで非人間的というか……情のない人間とは自分を思わない。
第一、私はこだわりは強いが、このこだわりを他者に押しつけようとは思わない。また、それなりに言外の意味も汲むし、友人とも冗談を言い合うこともある。
要は自分の世界を邪魔さえされなければ「怒る」という感情自体他人に向けない。

否、そもそも、家族内であっても、あのような、人の尊厳を踏みにじるような暴言が日頃から吐かれている事自体が、おかしいとはっきり言える。
ああいう発言がなされるときは、よほどの大事のときだろうが、我が家では日常茶飯事だった。
家の外に出てみてよく分かる。
我が家の家族関係は明らかにいびつでおかしかったと。


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