ブラックミラー見たーシーズン4ー

宇宙船カリスター号

スター〇レック風の懐かしい映像から始まる。ビッグバンセオリーのシェルドンとか好きそうな世界と思ったら天才のギーク君が現実で果たせない自分の妄想をVRゲームで実現するっていうなろう映画だった。スター〇レックの世界で自分がキャプテンとして暴虐武人にふるまっていた。それだけならよかったけど、自分の会社の気に入らない奴のDNA情報を元にコピーを作り出してうっぷんを晴らすという正になろう感が凄かった。結局コピー達に反乱を起こされてゲームの世界に閉じ込められてしまうのだけど、なんで記憶までコピーしてしまったのか。見た目だけで抑えとけばこんな事は避けれたし、ただ気持ち悪いでいられたのに…

アークエンジェル

幼少期にゲームやアニメ禁止しすぎると反動で大学付近で勉強せずにゲームばっかりやってニートになるよねってあれ。幼少期の安全の為に親が子供を延々と監視できるようにしたけど、やり過ぎた監視のせいで壊れかける。なので一度は使用するのはやめたけど、見ちゃいけない物があって見れる手段があるとやっぱり人間我慢できないよねと思春期真っ盛りの娘の監視を再開してしまう親とそれがばれてしまって家出してしまう娘というお話。

親が監視し続けるのは良くないし、強制がきつすぎると確実にぶり返しで行って欲しくない方向へ行くっていう教訓。しかし、ジュディフォスター監督になってたのか。

クロコダイル

癖になってるんだ。殺人を犯すのが。間違った成功体験を積むと極地で間違った体験を選択してしまう。虚構推理で言ってたね。間違った成功体験でたまたまうまく行っただけで本質的にダメな事にまた頼ってしまうのは良くないって。記憶を読み取る機械が開発された世界で関係者すべてを消して回るのは大変。動物からも回収できるならなおさら。

HANG THE DJ

ブラックミラーなのにいい話やんけ。ブラックミラーなのに視聴後の爽やかさが素晴らしい。え、こんなハッピーエンドで大丈夫??って不安になる。マッチングアプリの言う通りに同棲してデートする。当然合わない人もいる。苦痛。一秒でも早く終わって欲しい。でも、システムが1年と言ったら1年同棲しないといけない。地獄…そんな中とてつもなく相性がいい人が出てくる。でも、システムに決められている期限があるので、分かれないといけない。辛い…システムなんてクソ食らえと逃げだしたら、シミュレーション終了でカップリングというお話。無限に繰り返してその中でシステムに反抗して全てをなげうってでも一緒にいたいと思える相手を探せるというのは説得力がある。最後の壁を登る所はトゥルーマンショーを彷彿とさせる。

メタルヘッド

全編白黒。白黒ってなんか意識高い感じあるよね。シンシティもそうだけど、カラーの時代に敢えて白黒って監督の拘りが強そう…となる。中身は強盗に押し入ったらロボット犬に文字通り死ぬまで追い回される。発信機を取り除いて何とか一匹片づけたら自爆してまた発信機を付けられてしまうという絶望しかないお話。泥棒は死すべき。慈悲はない。ロボット犬ロボットなので文字通り死ぬまで追いかけてくるのは怖い。

ブラックミュージアム

悪い人ではなかったのにな…サンジェニペロはきれいな世界だったが、あそこに至るにはやっぱり違法すれすれの話もあったと。サンジェニペロの開発の為に実験をやって行って壊れてしまった人達のオムニバスかと思わせて博物館のオーナーへの復讐だったと分かった時は興奮した。あのオーナーも悪い人ではなかった、ちょっと倫理観が飛んでいただけで一番の原因は仕事を失ってしまった事だと思うんだよね。やっぱり社会保障は必要。狂人をより狂人に貶める事になるので。最初の医者の話は興味深いよね、他社の痛みを共有できるようになって痛みに対する依存症になってしまうっていうのは、なんか分かる。自分じゃ経験できない事を継続的に味わえるならそうなるのは仕方がない気がする。次の人だって体が動かないから他者に共有してもらうっていうのは分かるし、その研究の結果がサンジェニペロっていう仮想世界につながる訳だから。でも、やっぱり死者は死者として現実に生きていちゃいけない。この世に残ると因果がおかしくなってしまう。

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