きりん

本を積み、音を聴きながら日々を過ごしています

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最近の記事

京都府立植物園 ―生きた植物の博物館―

京都府立植物園の観覧温室、ジャングルゾーンの水辺には、上記の魚が棲んでいる。 「なんの魚やろねぇ」 という声に応えた案内だろう。結構しっかり書かれている。 この紹介板を目にして「へぇ~」と言う人がいる光景も見たことがある。 (植物園なのに…魚のことまでこんなに懇切丁寧に…?) 私がこの植物園を気に入ったきっかけは、この案内板だったりする。 この記事では「ここはとても良いところだ」と私が感じた、いくつかの光景を紹介したい。 植物園に通い始めた頃はよく訪れる場所が決まってい

    • 子どもの記憶のこと

      子どもは、大人が思っている以上に幼い頃のことを色々覚えている。 娘が成長して「昔のこと」として幼児期の思い出話を聞けるようになった頃(概ね小学校2~6年生頃)に、幼少期のことについて色々尋ねたことがある。そうしたときに書き留めたメモをいくつか見つけたので、記録的なものとして少し出してみたい。 これは0歳の頃の思い出だ。 よく握って遊んでいたので鈴の音を気に入っていたものと長らく思っていたが、「そんなでもなかった」という感想に軽く衝撃を受けた。 豆腐のすりつぶしたやつとか

      • 私の好きな場所 ―京都府立植物園―

        私には、毎週のように通っている場所がある。 『京都府立植物園』 京都市は北山エリアに位置する、今年の1月に開園100周年を迎えた、歴史ある施設だ。 【生きた植物の博物館】を理念としているだけあって、植栽、保全されている植物の種類だけでなく、来園者に向けた説明板や名札など、文字での情報提供も丁寧で、豊富だと感じる。 そう。 文字での情報提供。 それは「そこらへんに自然に生えてきた」であろうものに対しても、手を抜いていない。 例えば、苔。「気づいたらそこらに生えている」身近

        • +9

          雨天の散歩

        京都府立植物園 ―生きた植物の博物館―

          視界の広い人

          視野というより、「視界」のほうがあっているように感じるので「視界」と表現するが、娘は視界が広い。 先日家族で漢字ミュージアムを訪れた。 ちょうど開催中の漢字のクリズラリーになんとなくの気持ちで参加したのだが、その中のクイズの答えはどこにヒントがあるか…と探そうとしたところ、娘がクイズの画面を見るなり、 「これの答えはこれじゃない?」 とクイズの画面をみて言う。 漢字にそこまで詳しいわけでもないのになぜそれが分かったのか…と驚きながら、「答えのヒントになるものどこかに

          視界の広い人

          文字を読む人

          娘は文字を読む人だ。 読書が好きとかそういうことではなく、文字通り『文字を読む』のがひとつの「癖(クセ)」になっている類の人である。 それを新年早々感じるエピソードがあったので記録しておこうと思う。 今回の年末年始の帰省は実家の都合のこともあり、後半の日程は近隣の旅館で宿泊したのだが、旅館に宿泊した日は夕方に石川の能登で地震が発生し、チェックインしてからつけたテレビ番組は、そのタイミングではどの放送局も地震に関する緊急特番しか流れていなかった。 ずっとそれらを見ていても

          文字を読む人

          14ひきシリーズと娘

          《この記事はマストドンじゃぱねっと鯖アドベントカレンダー企画に参加しています》 0歳当時の娘に初めてのクリスマスプレゼントとして贈ったのは「14ひきのあさごはん」だった。 ちょうどクリスマスの時期なのでこれにまつわるものにしよう。 いわむらかずおさんの14ひきシリーズ/童心社 ご存知の方も多い絵本(シリーズ)だと思うので敢えて紹介する必要はそれほどない気もするけれど、念の為以下にリンクを貼っておく。 私が娘に初めて読み聞かせたのは1歳頃(多分)。 娘が自分で読んでいた

          14ひきシリーズと娘