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14ひきシリーズと娘

《この記事はマストドンじゃぱねっと鯖アドベントカレンダー企画に参加しています》

0歳当時の娘に初めてのクリスマスプレゼントとして贈ったのは「14ひきのあさごはん」だった。
ちょうどクリスマスの時期なのでこれにまつわるものにしよう。

いわむらかずおさんの14ひきシリーズ/童心社

ご存知の方も多い絵本(シリーズ)だと思うので敢えて紹介する必要はそれほどない気もするけれど、念の為以下にリンクを貼っておく。


私が娘に初めて読み聞かせたのは1歳頃(多分)。
娘が自分で読んでいたのは主に3〜4歳頃のこと。
小学生になってからも時々開いていたかな。

現在中1の娘曰く
「これ昔は種族を気にしてなかったから、普通に人間だと思ってたんだよね。『やまいも』とか、でっかいやまいも掘れたんだなぁ。すごいなぁって思ってた。」

おぉ、それは初耳。しかし、なるほど。
言われてみれば「ネズミってほんとうにこんなふうにしてるの?」というような質問はいただいたことがなかった。
これが〈人間の暮らし〉であると思いながら読んでいたということかな。
そう考えると娘の注目ポイントにもなんとなく納得するものがある。

この絵本で描かれる草花や食べ物、風景もその視界に入っていることは読み聞かせながら感じていたけれど、幼少期の娘がみていたところとして、より関心を寄せていたのは14ひきのねずみの子どもたちそれぞれの動きだったように思う。

特に気にしていたのは、ろっくんの災難。
ろっくんは必ず何らかの小さな災難に遭うキャラクターなので、どのおはなしでどんなことが起こっているか…について、よく注目していた。
といっても、人の災難を喜ぶという見方のそれではない。
おはなしの中でのハプニング的なものがそれに当たるからだろうか。
『やまいも』で芋を掘っている時に穴に落ちているのはなかなかの事故と思っているのか、印象深いものとして繰り返し挙げる。

何故そういう動きが気になるのかという理由の本当のところは本人には聞けていないから、思い出したときにでもまた聞いてみようかな。

* * *

ところで、シリーズの中でどれが好きかについて尋ねてみると、
「それぞれに好きな場面があるからな〜。特にこれというのはない…」

……と言いつつ、

「まぁ『ぴくにっく』とか好きかな。……あれに出てくるヒキガエルの卵ね、イコールそれがカエルの卵って等式が成り立っていなかったから、昔はきゅうりみたいなのがあるなって思ってた。初めてカエルの卵の動画見たときに、あ~、絵本のやつもこんな感じなのかって思った。」

なるほどそうなのね。
その動画はいつどこで見たの?

「5年生のとき。for Schoolのやつ。」

for Schoolのやつ=NHK for Schoolの動画↓

※娘は日頃から NHK for School の動画を娯楽として観ています

「卵の途中の段階、タピオカみたい。」

ふふっ。かわいい。