事実と解釈。本音と建前。

先日、自分の友人が異性からアプローチを受けて生理的に受け付けず振ったという話を聞いた。自分自身、その友人の恋愛というものを知らなかったため、お酒も飲んでいたことから詳しい話を聞かせてよとダメ元かつノリと勢いでお願いをしてみたところ、なんとOK。全部ではないが、許可の頂いたところだけLINEのやりとりをみせていただくことに。

最初、その友人からは「〇〇さんはこんな人で、こういうことがあったから生理的に無理だと感じたんです」とその方から話を聞いていた。計画性がなかったり、なにかのやることをすぐ人に頼んだりetc,,,その方からはいわゆる相手に依存する”ダメ人間”という印象を得た。

しかし、LINEのやりとり(いわゆる一次情報)を見たときに、その印象は180度変わった。確かに、メッセージの中で文字通り捉えると計画性や責任感のなさが出てくるが、実際のところ、相手の特質として本当にそれらが現れるのか?というのは確信を持てなかった。確かに、一緒に遊ぶときの計画は受動になっていたし、その際の手続・実行もしていない。しかし、本当にその方ができなかったのだろうか。自分は〇〇さんとは面識がなく、どんな方かもわからないのでなんとも言えないのだけれど、もしかしたら計画や手続きはできた可能性が大いにあるのではないだろうか。

まず前提状況の確認として、遊びの計画をすべてLINEのやり取りで行っていたのであるが、〇〇さんが口をはさむ前にその友人が計画をすべて立てていた。友人から〇〇さんへの手続き・実行の依頼をしていたが、お願いのリードタイムも短かったように思える。たしかその時期、その友人は仕事の関係でバタバタしており、余裕がなかったと認識している。

これは完全なる自分の想像・仮説になるのだが、もし仮に〇〇さんが友人との遊びの計画を当日だけではなく、計画の段階から楽しみたいと考えていた場合、どうだろうか。

〇〇さんは計画をたてようと思えばたてられたけれど、その友人と楽しみながら計画を立てたかったとしたら?手続きも個別で行うのではなく、一緒にやりたかったとしたら?それを実現するための建前を言っていたとしたら?

そう考えると、事実に対して、友人の解釈とは180度変わってくる。

実のところ、何が真実なのか、どれが本音でどれが建前なのかは〇〇さんにしかわからないが、前提条件や価値観によってこんなにも解釈が変わるのか、と衝撃を受けた。

自分の特質上、ひとつの解釈を見つけてしまうと、その解釈以外考えられなくなってしまう傾向がある。この自分の特質を理解し、”幅を持たせる”ためにも、ある事実に対する解釈の違いに着目していきたいと思った。

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新卒で宮城県石巻市にある創業100年の水産会社に飛び込んだ元文学徒が感じる日々の出来事や気づきを記事にしています。基本的に週に1回投稿。エ…

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