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自分と相手の相関関係について

最近、会社内で自分の居心地が良くなっている感覚がある。

というのも、自分が大学を卒業してからこの会社に新卒入社をして1年半が経ったのだが、最初の半年というのは今思い返すとゾッとするくらい周りとの関係性が悪かったように思える。
(その理由というのはひとえに自分の行動特質によって周りを振り回したからなのだが)

そこから1年間、より自分のことや周りのことを知る努力を続けてきた。仙台にある精神科の病院に通院し、自分が自閉症スペクトラム(ADHD優位)であることを知ったり、自分の行動特性により周りがどのように感じているのかを聞いたり、事実から相手の意図を推測する観察の訓練をしたりなどなど、この一年を振り返ると地味ではあるが生きる上でのインナーマッスルを鍛えてきたように思える。

そしてこの1,2ヶ月は「相手のことを知るために一緒に何かをする」ということを意識的に行っている。自分の部署の方々が行っている作業(主に肉体労働になるが)を一緒に手伝うことや、一緒にお昼ごはんを食べたり、仕事終わりに温泉に行ったり、飲みに行ったりなどをするようにした。

これを行ったのだが、驚くほど変化があったように感じる。それは周囲とのコミュニケーションが驚くほどスムーズになった感覚があるからだ。それにはいくつかの理由がありそうだが、2つの大きな理由があるように思える。

まず1つ目が「自分が相手に寄り添える感覚を持つようになったから」ということがあげられそうだ。今までは業務に関して「ここまでは自分、それからあとはあなたの領域だからがんばってね」というスタンスだったのだけれど、今は「ここまでは自分の領域だけど、何かできることありますか?」というスタンスに変えたのだけれど、それによって一緒に作業をすると、相手が何を感じているのかが以前よりも伝わってくるものがある。例えば今まで業務(主に肉体労働)に対してネガティブな発言の多い方がいらっしゃるのだが、その方はその業務に対して「やりたくない」と強く思っていると推測していたが、実は「大変だからねぎらってほしい」と思っているのかもしれない という新たな仮説がたち現れてきた。もし前者のように考えていたらその方にネガティブに対処してしまうが、もし後者だとしたらポジティブに対処をしようと思える。

そして2つ目に「相手が自分の寄り添いに応対してくれるようになった」と感じることが揚げられそうだ。これは自分が感じている主観でしかないので本当のところはわからないのだけれど、実際会話をしていて相手が自分に対して冗談を言ったりねぎらいの言葉をかけてくれたりする回数が増えているように感じる。

世間一般に「相手は自分の写し鏡です」「相手を変えるためにはまずは自分を変えましょう」という言葉をよく見聞きするのだけれど、実体験ベースで腹落ちできていなかったが、最近はこれを非常に感じる。

自分の構造を理解し、操縦する。

まだまだ理解度は乏しく、操縦能力も低い。大切なものほど面倒である。ゆえに、日々の移ろいゆく事象を仲間と楽しみ、味わい尽くしながら成熟させていきたいと感じている今日このごろである。

今週も読んでくれて、ありがとう!この先の有料部分では「僕の日記」や「1週間の時間の使い方」をシェア。

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