観察が出来ていないとどうなるのか

この一週間は『音声配信を振り返る』でも触れた音声配信での振り返りを行うことができなかった。その状態はどうして起きてしまったのだろうか。

まずこの一週間というのは、仕事がうまく行っていなかったことが揚げられる。
売上を立てると息巻いているのはいいものの、それにつながる行動がとれていないこと。そこに新しく準備しなければならないことがポツポツとでてきたこと。そこで頭がいっぱいになってしまったこと。

書き出してみると、そんなに慌てる状況じゃないのにも関わらず、「やばい」と思ってしまう。自分の特質。これは小さい時からずっと変わっていない気がする。

完璧を求めようとして、それに達しないとわかったときに、そこで立ち止まってしまう。そこから逃げようとしてしまう。その行動特性を自分はめちゃくちゃ発揮してしまう。

なんで自分はそんな行動をとってしまうのだろうか。うまくいかないと思った瞬間から、身動きがとれなくなってしまう。
行動には必ず理由があって、ネガティブな行動は往々にして「思い込み」が大きな要因としてあるというのはこの一年で痛いほど痛感してきた。

今回の行動における自分の「思い込み」はなんだろうか。
パッと思いつくものかつかなり大きいものとしては「失敗=自分の存在価値が揺らぐ」ということがありそうだ。

自分は小さい時から母親に褒められて育てられてきた。「君はできる子」と言われ続けてきた。なんなら怒られることがほとんどなかった。その時から「褒められること=自分の存在価値」という「思い込み」が形成され、「失敗(褒められないこと)=自分の存在価値が揺らぐ」という思い込みにつながっていった可能性が考えられる。

このように改めて文字に書き出し、いったん引いて考えてみると、これはどうにもイケてない考え方であることが明白だ。
なぜなら、”失敗”をしない人はいないし、そもそも”失敗”とはないものとも言えるからだ。”失敗”は成功までの過程でしかないという解釈もあるから。

つらつらと書いてみたら、いま自分がうまくできていない、できていなかったと「失敗」と認識しようとしていた事象が”失敗”となり、なんだ、大したことではないじゃないか と思えてきた。
なんとも人間の感情とはいい加減なものだなと改めて思う。しかし、”ハマって”しまったときはなかなかその自分にも気づくことができない。

自分のメンタルブロックはそうそう簡単にほぐすことは出来ない。きっと”失敗”という事象に対しても自分はこれから「失敗」としてしまうことはまだ出てくるだろう。そのときに重要なのが「自分がハマったという状況を認知すること」なのではないだろうか。

すぐにはほぐせない。でもハマっている状況に気づくことができれば、そこで何かしら対応ができる。気づくことで気持ちが楽になるかもしれない。
そのためには状況を認知しやすくする仕組みが重要で、きっとそれが今取り組んでいる「振り返り」ということなのだろう。
自分の場合、「いつやってもいいよ」「一人でやるよ」だと続かないんだなと思う。だから、時間を決めてやってみよう。21時から本日の振り返りを行う。それを意識してやってみる。まずは、一人でやってみよう。そこから、チームを組んでやってみよう。

すぐには大きな変化は起こせないかもしれない。それでも少しずつ積み上げて行けば、大きなものになるかもしれない。
自分のことを知り、変化していく旅はこれからもまだまだ続く。ともに旅をしてくれる仲間を見つけ、より味わい深く、楽しいと感じられるようになったら人生はより豊かになるんだなと思う今日このごろである。

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