怒りの原因
前回の続きです。では、ここで「怒りの原因」について、「人はなぜ怒るのか」(藤井雅子著、幻冬舎新書)からいくつかピックアップしておきましょう。これを知っておくと、その原因を減らしていけば、怒ることも当然少なくなってきます。
・期待どおりになっていないとき。
・不当な扱いを受けたとき。つまり「私は、こう扱ってほしかった」「こう扱われるべきだ」という願いが叶えられなかったとき。
・大切にされていないと感じるとき。
・想定外のことが起きたとき。
・不意をつかれたとき。
・心身に危険を感じたとき
以上の状況に共通していえることは「思い通りにならなかったとき」つまり欲求不満の状態ですね。
次に、怒りを減らす方法を見ていきましょう。
・怒りが生じているときは必ず「○○すべき」「○○しなければならない」という思考が無意識のうちに起こっているのだから、その「思い込み」を見つけ修正する。
・こうした「~べき」思考は、ものごとに対して100%を期待する完全志向であり、こうした考え方のクセがあると、本人も周りも苦しくなる。
・できない人に100%を期待するというのは、期待しすぎていた、すまり甘えていたということに気づく。
この本には「怒りの裏にある本当の気持ち」についても詳しく触れられています。関心のある人は、ご一読ください。
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