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人生の総仕上げ

 年を重ねるにつれ、寂しさはつのり、孤独を感じる時間が増えてくるものです。
 
 寂しさを紛らわせるために、人は家族や友人とつながろうとしたり、ショッピングや趣味の会に出かけたりして、折り合いをつけようとします。それで、その時は瞬間的に気は晴れるものの、家に帰ると、また寂しさはやってくる。
 
 そうした「気晴らし」は幻のようにはかなく、そのとき限りのものですが、これをバカにしたり、幻滅してはいけません。「気晴らしの連続が人生」ではないでしょうか。
 
 だから、一人でもできる「素敵な気晴らし」(孤独を紛らわす手段)をたくさん見つけるために、日々アンテナを張っていましょう。

 それに加えて、大切なことは「人はだれも、死ぬまで孤独なもの」と腹をくくることです。「寂しさをじっくり味わい尽くすのが、老後の宿題」と覚悟を決める。それが「味わい深い人生の総仕上げ」になるのです。

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