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苦労自慢するから…

 先日お会いした70歳くらいの女性、会うなり苦労話。最近降りかかってきた災難、過去の大変だった出来事、人間関係の不和、社会に対する不満、愚痴…を延々30分、語って帰ったのでした。
 で、「どうして、あの人に次々と不幸が押し寄せてくるのかなぁ」と振り返ってみたら、、、。
 その方とは15年くらい前から知り合いなのですが、そう言えば、会うたびに「まぁ聞いてください」と苦労話ばかりしていたことを思い出しました。
 いつも口にしていることは、それと同類の事象を引き寄せます。その方は15年にわたって(恐らく、それ以前からも同様だったと思いますが)苦労自慢をしているから、苦労がずっとついて回ってきたのでしょう。
 これからは、現状に対する不平不満や愚痴をこぼすのではなくて「こうなったらいいなぁ、素敵だなぁ」ということに意識を向けて、明るく、軽やかに語るクセをつけることをお奨めしました。そして、「起こってほしくないことは冗談でも言わない」ことですね。これが、不幸癖から抜け出すコツですね。

 自身の不幸や苦労話を語るとき、たいていの人は、その原因を周りの人たちのせいにするものです。そこで、こんな逸話を想い出しました。
 ある人が転勤で、遠く離れた町(仮にA町)に近々引っ越すことになりました。これから行く町って、どんな町なのかなぁと思っていたら、ちょうど、そのA町からこちらに引っ越してきた人に出会ったのです。
 そこで彼は、A町はどんな町か聞いてみることにしました。すると、こんな答えが。
 「今、あなたが住んでいるこの町は、どうですか?温かい人たちに囲まれていましたか?それとも冷たくて意地悪な人が多かったですか?。これから、あなたが行くA町もここと同じようなものですよ。だってあなたが行くのですから」。 
 要するに、あなたが、あなたと同じような人たちを周りに引き寄せているということですね。

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