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多様性が魅力

 長いようで短いのが人生。ですから、いろんな生き方をしてみればいいでしょう。「こう生きねばならない」というような正解はないし、首尾一貫性にこだわると、視野が狭くなります。
 
 シンガーソングライターの井上陽水氏は雑誌のインタビューに次のように応えています。
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 人生の中で一番豪華な、豊かなことっていうのは、巨万の富を持つことでも、すごく有名になることでも、世界一の美女を娶ることでもなくてね、「何者でもない」っていうんですか。つまり、歌手でもなければ作家でもなければインタビューアーでもない。何者でもないというのが豊かで高貴なことなんじゃないかなぁと思っているんです(斎藤孝著「軽くて深い井上陽水の言葉」、角川学芸出版)。
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 人生のある時期は、自分の意志を通す能動的な生き方をして、別の時期には、他人の意見に流される受動的な生き方をしてみたり…。ある時期は、本心のままに気ままに振る舞って、また別の時期は、自分を抑えて周りに合わせたり…。いろんな役柄を演じて、そのときどきの自分と周りの様子を楽しめばいい。

 ミラーボールは、たくさんの面があるからキラキラ輝きます。人も同じで、いろんな面を見せていくことで、輝いていきます。昨日の自分と今日の自分が、違っているほうが面白い。多様性が魅力なのです。

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