近隣小学校のICTボランティア

この記事は、ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会の『ノンプロ研 Advent Calendar 2021』 16日目の記事です。

 今年度から日本全国の公立小学校全児童にクロムブック、iPad、Windowsタブレットのどれか1つが配布され一人一台体制が出来ました。
従来の教科書を使った紙ベースによる教材中心の授業からデジタル化され、否応なく日本全国で大きな変革期に入ったということになると思います。

  • 昨年、近隣の小学校で運動会・音楽会ライブ中継のお手伝いをする機会が有りました。そのつながりで今年4月から公立小学校のICTボランティアを始めることになりました。
    GIGAスクール初年度となる今年、学校内の様子を直接知る機会を得ましたので備忘録として「小学校の現場で気づいたこと」「ICT支援でやったこと」について書いていこうと思います。

    2021年4月 校長先生との出会い
     小学校そばの集会所で行われた「こども食堂」オープニングイベントで小学校の校長先生とお会いしご挨拶させていただき、以前から気になっていた小学校でのクロムブック利用状況についてお話を伺いました。
    市内全校でクロムブックが導入されたばかりで先生方は皆大わらわというお話でした。微力でも何か支援が出来たらと思い、小学校を見学させていただくことになりました。

    4月26日 ICTボランティアとして学校訪問
    日本全国でGIGAスクール構想の下で整備された1人1台端末の利用が始まったばかりの小学校ではどんな事が起きているのか非常に興味がありました。
    先ず校長先生と面談し学校の状況を説明いただきました。規模としては、
    ・全校児童数 約500名
    ・全学級数 16クラス(学年によって2~3クラス)

校内にはクラスごとに集合充電棚のキャビネットが新設されており、クロムブックを使わない時間帯には指定場所に入れUSB電源ケーブルを接続・充電します。
クロムブック持ち帰り時には各家庭で用意したUSB-C充電器で対応しているそうです。
各教室を巡回し授業中クロムブックでの学習状況を見学させて頂きました。
4月からClassroom, Meet, ミライシードといったアプリケーション環境で慣れないクロムブックの一斉導入と運用が始まり悪戦苦闘している様子でした。

ICTに関する学校のニーズを伺ったところ、次のようなお話でした。
・各クラスの全児童がログインするだけでも多くの時間を費やしている。
・一番遅れている児童までケアするのが学校教育の原則だが、ICTに関してはそこまでフォローしていると何も進まなくなってしまう。
・現時点すべての児童をサポートすることは難しくなっている。支援の手が欲しい。

校長先生から今後継続的に定期訪問して貰えないか要請を受けました。
私としては何ができるかわからないまま、ひとまず5月から毎週木曜日午後に訪問することになりました。


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