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売れるネット広告社の加藤公一レオさんが大騒ぎした件について

 売れるネット広告社というよりは喰えぬネット広告社気味になっていますが、ネタが身近なところに着弾していたので興味深く見物していました。

 伝え聞くところによると、ADK九州からやずやなどのクライアントを連れて独立したという武勇伝があったり、A/Bテスト云々よりもメールアドレスなどの連絡先を置くなと指導していたり、なかなか素敵な会社さんであります。

 問題は、今回スタートアップメディアの「SUAN」に余計な記事を書かれて加藤公一レオさんがムカついたのか、普通に違法なIRリリースを当事者の顔写真や登記場所などを晒す形で公開してしまったことです。

 したのほうに「<当社代理人>弁護士法人 福田・木下総合法律事務所 代表弁護士 福田浩久」と書いてあったので、連絡先を調べて質問状を送ってみたのですが返答がありません。大丈夫なのでしょうか。

 また、槍玉に上げられた「SUAN」なる媒体、いろいろ騒ぎになっていますが、どうも記事執筆したりネタ提供しているのはここで名前が挙げられている人物ではないようです。人違いではないけれど調べ終わっていない可能性も高く、民事はともかく本当に刑事告訴してしまったのならかなり危ないですね、売れるネット広告社が。

 良く分からないので、さっそく売れるネット広告社に電話してみましたが、「担当者から折り返す」と言われたものの連絡はなし。4回電話したら最後に電話に出た人物は名前も名乗らずに電話を切ってきました。凄いなこの上場会社。

 そもそも、あのIRリリースを出してしまうことが上場企業である売れるネット広告社において取締役会など正規の機関決定を経て出すと決まったものなのか、ガバナンスの問題は間違いなくあるでしょう。

 また、民事訴訟や刑事告訴をチラつかせて恫喝というのはいかにも行儀が悪く、おそらくSUAN側の同意なく顔写真や名前、登記住所の写真まで掲載してしまっているので、この時点で、売れるネット広告社は返り討ちもあり得るぐらいに面倒なことをしています。

 さらに、SUAN側の言い分を信じるならば、彼らに発信者情報開示請求が出たときに開示になった内容は、別の記事で掲載しているWarrantee社(NASDAQ上場)に関する記事で出された発信者情報開示請求以外にないとの話でした。

 とするならば、このSUANに対する発信者情報の開示でしか公開されていないはずの情報が回り回って売れるネット広告社の加藤公一レオさんの耳に届いて、このようなIRリリースに繋がったのだとするならば、明らかに開示された情報の目的外利用ですので、不適切というよりは違法という話になります。

 加藤公一レオさんが自社のことをSUANに書かれてムカついたのならば、普通に「SUANに書かれてムカつきました」というだけで本来よく、わざわざIRリリースまで打って「この人がSUANです、民事刑事で頑張ります」とまで書く必要すらなかったんじゃないかと思います。

 そのように思っていたところ、加藤公一レオさんが「取材を受けるからDMくれ」とTwitter(X)上でパブ募集をしていました。常識的には、そのような取材要望を出す会社というのは何らかの理由でちゃんとしたメディアからの取材がない場合がほとんどで、せっかく売れるネット広告社を標榜して事業をやっているんだからビジネス媒体でパブの手配ぐらい済ませておけよと思うのですがどうも仕込みをしていなかったようです。

 で、さっそくこの記事の一番下に引用したDMを木曜深夜に加藤公一レオさんにお送りしたものの、突然ブロックされてしまったわけですよ。取材しろって仰ったのはあんたでいらっしゃいますよね…。加藤公一レオさんや売れるネット広告社にとって都合の良い質問以外は受け付けないということであれば、そもそもあのような景気の良い大爆笑IRリリースを出すべきではないと思うのです。

 東海東京証券もこんなの株式上場させんなよって話でもありますし、上場ゴール的に言えばGUMI社を金字塔としてDLE社もAppBank社もハコになっていく運命にあるとはいえますが、最初からハコである例というのはびっくりですので、加藤公一レオさんにおかれましては上手く業態を立て直して利益を出せるよう頑張っていただければとお祈りしております。

 画像は『株式上場して小銭ができた万能感から夜郎自大になりナルシズムとワンマンになり、ちょっとした批判記事でもブチ切れ散らかすけど肝心の足元の業績が悪くてみんなに指さして笑われている怒れる中堅経営者』です。

https://jbpress.ismedia.jp/search/author/%E5%B1%B1%E6%9C%AC+%E4%B8%80%E9%83%8E

先般、かつてADK九州でご一緒した貴社植木原さま宛に以下取材メールをお送りし、また、13日以降4回ほど売れるネット広告社本社宛に電話取材させていただこうとしましたが、電話に出られたご担当者さまのお名前も頂戴できず切られてしまい、ちょっと驚いております。

以下、植木原さま宛にお送りした質問メールを引用いたします、可能な範囲内でご回答を賜れますと幸いです。

よろしくお願い申し上げます。

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売れるネット広告社 取締役CFO 管理部最高責任者
植木原宗平さま

 山本一郎と申します。大変ご無沙汰しております。

 先般、貴社売れるネット広告社でIRリリースが出ていた内容につきましてお話をお伺いいたしたく思っておりましたが、3月13日から14日にかけて、4度ほど福岡本社のほうに電話を差し上げていたのですが、折り返しのご連絡が頂戴できておらず、メールいたしました。

 リリースの内容で、貴社側ご事情について以下確認させていただきたく、ご無理のない範囲内でご回答賜れませんでしょうか。本件につきましては、リリース本文末尾に貴社代理人として弁護士法人福田・木下総合法律事務所の代表弁護士・福田浩久さんが書かれておりましたので、別途、事情確認のメールは差し上げております。

https://www.ureru.co.jp/news/archives/193

(1) 東京湾岸警察署に刑事告訴状を提出したとの記述がリリース内にございますが、これは事実でしょうか。湾岸署および警視庁に確認をした限りでは、そのような事実は確認できませんでした。あくまで被害相談をされたというような感じでしょうか。

(2) 本件リリースでは、SUANの運営者として株式会社Airsalonの代表取締役・阿部竜作氏の顔や登記場所まで写真で掲載されていますが、これは貴社の取締役会等で機関決定され、リリースを行う判断がなされた内容でしょうか。

(3) SUANでの記事につきまして、貴社を取り上げた内容が事実と異なるので民事訴訟を提起した形でしょうか。

(4) SUANについては、本件リリースに書かれております株式会社Airsalonの代表取締役・阿部竜作氏はあくまでサイト記事執筆者の一人であり、実際の運営者やサイト記事執筆者は別にも複数おられるようですが、これについては貴社は確認されましたでしょうか。

(5) SUANに対する発信者情報開示に関しては、ワランティ社からの情報開示請求しか外形的には確認できておりません。発信者情報開示先が貴社売れるネット広告社でない限りにおいては、SUAN阿部竜作氏を訴えることは開示情報の目的外利用になるのではないかと思うのですが、別で何か貴社より情報開示請求を事前に行って開示決定がされていたということなのでしょうか。

 以上、貴社側ご意向を確認させていただければ幸いです。

 よろしくお願い申し上げます。

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やまもと


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神から「お前もそろそろnoteぐらい駄文練習用に使え使え使え使え使え」と言われた気がしたので、のろのろと再始動する感じのアカウント