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たまには思い切ると良かったり。

Rouge vif la cleのたぬき毛ニットを買ったことがある。
ボルドーのふわっふわの毛足が手に吸い付き、目が離せなくなり、「値札をみたら買えなくなる」と思い切った。
4万円近い買い物だった。
しかし、3年経ってもまだ着ている。
ふかふかのためにニットをお手入れするブラシまで買った。その日の毛玉なんかあっという間にほぐれ、洗濯以外の服の手入れを教えてくれた。

10,000円に届かないプチプラ(といっても高い)とはこれまでも長く付き合ってきたが、手入れを知らなかったゆえか、はたまたその子のポテンシャルなのか。洗濯後の姿は綺麗になっているはずなのに、どこかみずぼらしくなるのが寂しい。
季節が過ぎればさよならしてきた。
もって7ヶ月である。
その度に新しい服を探す。引用元の方と同じ流れが待っている。
そして、流行が私に背く季節が続く。
そうなれば自我のないプチプラブランドでは買えない。残された選択肢は二つ。
方向性のバシーっと決まったハイブランドや好きなものを作っているクラフトマンに頼るほかない。

最近.foufouの服を手に入れた。
最初の買い物に1着5万超をぶち込むのはいい加減にしてほしいが、かわいいコートだ。
デザイナーは同い年。書き物がなんかおもろい。
「応援したい人に金を使う」の方針にも沿う。
手に持つと重くて、着ると馴染む。
英国クラシックな雰囲気も楽しみにしているブランドのひとつ。

思い切ったからこそ、わかったよさ。

こちらの記事に触発され。

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