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「資格合格逆算メソッド」著者・司法書士実務家から見る司法書士試験択一式の基準点発表 何をする必要があるか? 

東京都江戸川区船堀から、資格試験アドバイザーであり「資格合格逆算メソッド」の著者、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。


はじめに

ようこそ、「資格合格逆算メソッド」の世界へ。

先日令和6年度の司法書士試験の筆記試験の択一式の基準点(足切り点)が公表されました。

https://www.moj.go.jp/content/001422264.pdf

そこから考察できることを「資格合格逆算メソッド著者」であり実務家でもある私目線で考えていきます。

令和6年度の司法書士試験筆記試験択一式の基準点は?

まず、基準点とは、その点数に満たなければ、記述式試験の答案は採点されない、つまり自動的に不合格になってしまう点数をいいます。

司法書士受験生はまずは基準点がどれほどかに興味があるといっていいでしょう。

しかし、基準点ギリギリだと合格は難しく、基準点よりも午前・午後ともに3問以上正解を上乗せできないと最終合格は難しいと言えます。

択一式は1問3点で計算されています。

令和6年度の場合は午前が105点中78点(26問正解)、午後が105点中72点(24問正解)となっています。

例年とほぼ同じくらいなのかという感じです。

累計表からの判断です。

https://www.moj.go.jp/content/001422265.pd

午前の部だと全体の30%、午後の部だと約20%が基準点を突破したことになりますが、両方突破しないといけないため、全体の25%程度に入らないと基準点は突破できないと思ってください。

基準点を突破できなかった受験生が来年の試験に向けて取り組むべきことは?

基準点を突破できなかった方は、基礎力(合格に必要な土台)が固まっていないことがほとんどです。

過去問も回したと言っていますが、合格する人は過去問を暗記するくらい回しています。

1回とか2回しか回していない方は、まずは過去問を丁寧に解く、分析することから初めてください。

自分も4回目の試験で、午前が基準点突破できず途方にくれていました。

しかし、合格者の方が、過去問を軸にテキストを丁寧に回していたことを聞いて、自分の勉強方法を変えて、過去問中心の勉強にシフトしました。

基準点に届かなかった方は、今年の試験どこを間違えたのか、各予備校のリサーチを出した人は、正答率を確認して自分の弱点発見に努めてください。

そこが来年合格に向けての第一歩になるのです。

基準点ギリギリ突破したけど今年の合格が難しいと思っている方へ

基準点は突破したが総合点で合格が難しいと思った方へ。

まずは基準点プラス3・4問取るためには今年、どこを得点できればよかったのかを再度検討してください。

意外と正答率が高い問題で間違えていませんか?

この試験は「完璧」を目指す必要はなく、合格に必要なところはどこかを知ることが大事なのです。

弱点を見つけたのであれば、そこを補強するとともに、過去問やテキストを再度丁寧に見直すことも行ってください。

インプットばかりしていても合格はできないので、アウトプット重視の勉強に切り替えるのもありです。

基準点ギリギリの人がやってはいけないのは、「試験範囲外の勉強」をすることです。

まずは過去問レベル(土台)をしっかり固めることが何より大事です。

まとめ

司法書士試験の基準点が公表され、安堵した人もそうでない人もいるでしょう。

すでに来年に向けての試験勉強は始まっています。

今年の反省を踏まえて、何が足りなかったのかを分析してから勉強をはじめてください。

まずは基準点より3問多く正解するにはどうすべきかを分析してからはじめるといいでしょう。

勉強方法に関する無料相談も行っていますので、興味のある方は事務所HPの問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

なお、相談希望の方は「資格合格逆算メソッド」をご購入いただき、感想をAmazon等で書いていただけると嬉しいです。


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