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きりえやいろはがるた⑤「ほほをほめる」

「きりえやいろはがるた」(2007)より

ほ「ほほをほめる」
(頰を褒める)

〈解説〉
 
異形の集まり鬼の社会は、皆違うのが
あたりまえ。
人と違えば違うほど、尊敬
の念を集めます。

そんな社会ですから、
「自分らしく生きたい」
などと口に出していう人は鬼のなかには
まずいません。


ネタ・画・解説/高木亮(きりえや)


〈追記〉
「今までじゃまだとばかり思ってたこぶだけど、あんなにうらやましがられるなんて。ひょっとして、ちょっと惜しいことしちゃったのかな」
山からの帰り道、すうすうする平らな頰をなでながら「元」こぶじいさんはそう思いました。


頰を染める(ほおをそめる)

顔を赤らめて恥ずかしそうにする。
「彼とのデートを見られて、彼女は頬を染めてわたしにあいさつした」

〔語源〕血が上って頬が赤くなる、紅潮する意から。

(集英社『ルーツでなるほど慣用句辞典』より)

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