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【05】1日1回だけ腕立て伏せをする

何か新しいことを始めたいと思ったとき、それを継続するのは容易ではない。

英語の勉強をしたい、理想的なスタイルを手に入れたい、資格を取りたい。人によって「なりたい自分」のためにしなければならないことがあるだろう。

ただ、何かを始めるとなるとどうしても「三日坊主」という言葉が頭をよぎる。

とりあえず英語の勉強を一時間してみたけど、次の日はなんかめんどくさいなー、とりあえず10分でもやっておくか、そして次の日は……というように多くの人が習慣化する前に「三日坊主」になってしまった経験があるだろう。

そこで三日坊主のプロフェッショナルである私が少しでも三日坊主になりにくくなるような工夫を紹介したい。

◆1日1回だけ腕立て伏せをする

例えば筋トレをしてスタイルをよくしたいとする。とりあえず20回くらい腕立てをしてみて満足、次の日は筋肉痛だから終了、というのはよくある三日坊主のパターンだろう。

ここで私が提案するのは1日1回だけ腕立てをすることだ。

1日1回ならなんかできそうな気がするし、次の日もたぶん筋肉痛にならない。次の日も1回、多くても2回やればいいだけだからできるはずだ。

つまり、何が言いたいのかというと何かを始めるときはことごとくハードルをさげる、ということだ。

そうすると非常に物足りないモヤモヤ感が心に残ることになる。そのモヤモヤ感を次の日にぶつける。そうすると次の日もたぶん継続できるはず。

いずれは回数を重ねていって、「もう腕立てをしないと気持ちが悪い」と思えるまで習慣化させてしまおう。また話が脱線するが、お風呂に入らず、歯磨きをせずに寝るとなると絶対に気持ち悪さが残るはずだ。

どんなに疲れていても「今日は歯磨きするのはやめておこう」とはならないはず。そのためにもめちゃくちゃ小さなハードルから習慣化したいことを作ってみよう。

英語なら1日1分、筋トレなら1日1回、ブログなら1日100文字でも書けば十分だろう。

◆課金する

習慣化するための方法、それが課金だ。

課金、というとゲームに課金するみたいでイメージが悪いかもしれないが、言い方を変えると「投資」だ。

例えば近くのフィットネスクラブに入会して3ヶ月分くらいの月謝を支払っておく。だったらそれを取り戻すべくフィットネスクラブに出向く気になるだろう。

資格の勉強でも同じで、教材は買ってしまおう。

さらにおすすめなのは何冊かの教材を時間差で購入することだ。そうすると次から次へと教材が送られてくるのでやらざるを得ない環境ができあがる。

◆試験の申し込みをする

TOEICで800点取りたい! と思ったら何も考えずまずは2ヶ月後くらいに試験を予約してしまおう。

まあよく言われることだが、期限を決めるとやる気になる。期限を決めてしまうと、絶対にやらないといけない気がしてくるからだ。

高校受験や大学受験、そのほか学校の定期テストでもいい、何か明確な試験みたいな期限があるとある程度は必死になって勉強したはずだ。

先ほどの課金するにも関連するが、試験にはお金がかかるので二重にやらざるを得ない環境になってしまうはずだ。

◆「6時起床、7時勉強」って紙に書いておく

筆者ブログの記事でも書いたのだが、多くのビジネス書で進められている方法が「紙に書く」、そして「その紙を目に見えるとこに貼る」ことである。

ペーパーレスだからスマホに書く、とかではない。かならず生の紙に書くことを覚えておいてほしい。

信じがたいことかもしれないが、頭の中で思っていることと紙に書いておくことでは、意識の差が大きく変わる。

紙に書いて自分がこれから行動に起こすことをアウトプット、そしてそれを常に見えるところに貼っておこう。すると見る度に脳が「こんなことあったな」と思い出す。

さらにおすすめなのが、何かを習慣化させたい場合は「6時起床、7時勉強」というように時刻を書いておくことだ。

英語の文章を読んでいて内容がわからなくてもやたらと数字だけが目につくことがあるだろう。日本語に紛れた数字はそれほど私たちの脳に強い影響力を及ぼす。それをトイレでも机でも目につくところに貼っておけば強烈なインプットがなされて習慣化できるはずだ。

◆私、エラい。でさらに長続き

何かを習慣化することは容易ではない。

だからこそ、1日でも達成できたときは「私、エラい!」と自分を思いきり誉めてあげよう。自分を誉めるんだから、うぬぼれたところで誰も困らない。自分を誉めて伸ばす、そうするとさらに長続きするはずだ。

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