#100

2013年5月からスタートした CoderDojo Kashiwa は、2018年3月11日に100回目を無事に開催することができました。今までいろいろな場面でお世話になったすべての皆様、心より感謝申し上げます。

記念イベント

今日のイベントには各年代の様々な方が参加してくれました。中でも嬉しかったのが、第1回に参加してくれた子が来てくれたことです。当時小学4年生だった彼は、中学2年生になりました。前から大人っぽくはありましたが、背が伸びてよりはっきりと話す姿を見て、大きくなったなぁなんて生意気ながら思っていました。完全に親戚のおじさん目線です。

また、同じく小学5年生〜6年生の間Dojoに来てくれていた子たちが中学3年生になり、無事高校に進学することを報告してくれました。さらに、4月からは高校生メンターとしてまた関わっていきたいと言ってくれました。
これほど嬉しいことはありません。
彼らの中で CoderDojo Kashiwa というコミュニティが特別なものになっていることが再確認できました。
と同時に、自分自身も高校1年生から大学2年生になり、そこそこ成長しているのかなと思えました。

ドキュメントブック

これまでの活動をすべてまとめたドキュメントブックを 北原 成貴と作りました。思いついたのはだいたい1ヶ月くらい前のこと。インタビューをしたり校正をしたり編集をしたり、いままでやったことのない作業を集中して行うのはかなり大変でしたが、おかげざまでとても良い仕上がりになりました。

40ページに渡り、これまでにあった出来事や子どもたち・メンター・保護者などのトークセッションを収録しています。私たちがいままで製作したものの中では最も完成度が高く、濃密な内容になっています。これを作るにあたって自分たちの行動を改めてまとめることができました。

印刷は有限会社D&Pメディア様にお願いをして、100部限定で刷っていただきました。ありがとうございます。もし欲しい方がいらっしゃいましたら、私までご連絡ください。後日PDF版はホームページで公開予定です。

「続ける」ことの大切さ

100回という言葉の重みを考えています。日本語には「継続は力なり」という便利な言葉がありますが、本当にそのとおりだと思います。続けるためにはいろいろな力が必要ですし、続けることこそが力になるという解釈もできるでしょう。僕らのチームは大学生になるタイミングで運営から離れることもできたはずです。でも、離れられませんでした。この空間・コミュニティがとても好きです。それがコミュニティにとっていいことなのかどうかはわかりませんが、現状うまく回っているので、できるところまでやっていきたいと思っています。

午前中に開催した100回目のDojoに、僕が住んでいるマンションの隣の子が来てくれました。僕は同じマンションの住人に対して CoderDojo のことを話したことは一度もありません。たまたまインターネットで柏市内でプログラミングが学べる場所を探されていたようで、よく見たら隣に住んでいる人じゃんとなったみたいです。すごく嬉しい話です。ダイレクトの情報が伝わらなくても、めぐりめぐってたどり着くということは、それだけ地域に根付いたコミュニティになっていることの証拠と言えるでしょう。これも、100回続けてきたからこそ起こったのです。

100++

CoderDojo Kashiwa を始めとする市内に4箇所ある CoderDojo は、引き続き「市内のどこにいてもプログラミングを学べる場所を提供する」というミッションを達成するために様々な活動をして参ります。CoderDojo は、「子どもから大人まで世代を超えてコンピュータという共通の趣味を追求する場」です。開催回数はインクリメントされていきますが、成長度合いは指数関数的に伸びていけるようがんばります。

改めて、今まで本当にありがとうございました!そして、これからもよろしくおねがいします。

2018.03.11 / 宮島 衣瑛

宮島衣瑛です!これからの活度のご支援をいただけると嬉しいです!