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花占い、卵かけご飯

わたしの好きな人が好きな物書きさんは、とても不器用で生きにくそうだけど自分の感性を信じていて言葉がやさしい。きっと繊細な人なんだろう。
真逆のタイプ。すでに勝ち目ないじゃん。かなしい。

なのにその人の文章を真似てみようと思い立ってしまう。頭の中がお花畑になってるのはわかってるよ。真似たくらいでいまさら自分を変えられるわけじゃないのに。

むなしい、けどたのしい、むなしい。花占いみたい。


時々、ノートに手書きした日記とかを読み返すことがある。
その度にいつも恥ずかしくて、恥ずかしくないような日記を書きたい、と思う。どうやったらそうなれるのか、わからない。そもそも手書きのノートというものはブログのように誰に見せるわけでもないから、恥ずかしいとか恥ずかしくないとか考える必要なんてないはずなのに、私はいったい何を意識してるんだろう。


頭の中って自由だよな。
それらをひとつひとつ文字にしようとしたって正確に表現なんてできない。
わたしのような言葉を使うのが下手なのはなおさら、言葉にした時点でうすっぺらくて嘘っぽくなる気がする。でもそれはたぶんカッコつけて書こうとしていたから。

件の物書きさんのおかげで、そういうことにようやく気づいた最近。
そうだ、もっとシンプルな言葉を使っていこう。

今日食べた卵かけご飯を思い出す。炊いたあとすぐラップに包んでおいた冷凍ご飯。レンジでチンすると炊き立てみたいにほかほかになるやつ。

それを強めにレンジにかけて、コンビニで買った少しお高い卵を割り入れる。

舌触りがねっとりしててさいこう。あつあつでとろとろなの。



まあはじめたばかりだしこんなもんかな。

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