2022年J2てきとー戦力プレビュー#16～ファジアーノ岡山編～

　皆さん、こんにちは。今回はファジアーノ岡山を「てきとー」にプレビューしていきます。こちらのプレビューは「てきとー」に行っています。昨シーズンからの移籍や補強は順調なのかといった点が主です。だから戦術云々には深くは触れないようにしています。監督交代や選手構成からフォーメーションが変わるかもね程度までです。それでは始めます。

2021基本フォーメーション

　岡山は昨シーズン11位で終えました。
成績　J2リーグ11位　勝点59　15勝14分13敗　40失点36失点　得失点差+4
　序盤は負け無し期間よりも勝ち無し期間の方が長く苦戦します。しかし後半戦は盛り返し12戦負け無しと意地を見せた形になりました。

　リーグ2位タイの失点の少なさを誇る守備陣が構築されましたが、攻撃陣がそれになかなか応えられませんでした。左サイドからの攻撃やショートカウンターなどリーグ上位指数を示すデータはあるものの、シュート決定率が低く点が伸び悩んだようです。

移籍状況

　1/28時点での移籍状況です。強固な守備陣の中でもセンターラインの選手の流出が多いです。また攻撃陣の核である上門選手も移籍となりました。守備陣を整備しつつ昨季の課題である得点数の向上が果たせるような補強はできたのでしょうか。

2022予想フォーメーション

　まず監督が有馬監督から木山監督に変わりました。仙台では木山監督は失敗した印象はさすがに拭えないです。しかしJ2では水戸、千葉、山形、愛媛と経験豊富でかクラブの目標をクリアしてきた人物なので昇格を目指す岡山にとっては最適だと思います。ただし短期間で結果を求めるのではなく、2～3年の期間を見据えるのが吉だと思います。フォーメーションについてもその時に適した形にするイメージがあるので4-4-2を継続するのではないいかと予想してみました。
　GKでは椎名選手の退団がありましたが新卒選手以外での加入はありませんでした。昨季ゴールマウスを守る機会の多かった梅田選手、経験豊富な金山選手がいるので問題はないでしょう。
　DFではセンターバックとしてフル出場した井上選手、途中加入ながらも最終ラインを支えた安部選手などセンターバックの選出の流出がありました。加入したのは柳選手、ヨルディバイス選手などです。この2人はセンターバックとして所属チームを支えつつ、得点源としても活躍しています。サイドの選手で目立つ移籍はないので、今年の岡山の最終ラインは迫力が増したもとになります。
　MFでもパウリーニョ選手や白井選手といったボランチの主力級のみならず、石毛選手や上門選手といった攻撃陣にまで移籍の波が押し寄せました。新卒選手以外では河合選手の補強のみにとどまっています。河合選手は中盤ならどこでもこなせます。流出の方が多いですが、喜山選手や宮崎選手、徳元選手といった昨季から在籍する主力もいるのでそこまで大きな穴にはならないでしょう。
　FWも複数人退団しましたがゴール数の少なさなどに起因していると考えられるので仕方がないでしょう。加入したのはチアゴアウベス選手とハンイグォン選手です。チアゴ選手は得点数が少ないながらも印象的なゴールをあげてきたので、J2ではスペシャルな存在になるかもしれません。ハン選手も韓国リーグでコンスタントに得点を重ねています。そこにミッチェルデューク選手や斎藤選手といった選手がゴールを狙うので得点数の向上の期待が高まります。

まとめ

　木山監督を招聘した岡山。リーグ屈指の守備陣を再構築し得点源にもなれる補強に成功しました。また攻撃陣も特徴ある選手をそろえることに成功しました。木山監督のマネージメントが成功すれば今年J1初昇格しても不思議ではない戦力と言えるでしょう。

　以上ファジアーノ岡山編でした。昇格のライバルであり、且つベガルタで悔しい思いをした木山さんがいるので並々ならぬ迫力で仙台に迫ってくるでしょう。ビバシッと返り討ちにして勝利をあげたいですね。
　次回は「初めましてな感じはしない。本州最西端からの挑戦状」編です。お楽しみに。

参考
・フットボールラボ　https://www.football-lab.jp/
・SoccerD.B.　https://soccer-db.net/
・J. League Data Site 出場記録　https://data.j-league.or.jp/SFTP01/
・さっかりん　Jリーグ移籍情報　http://soccer.phew.homeip.net/transfer_news/?team=
・ELGOLAZO　Jリーグ選手名鑑2021　J1・J2・J3　エルゴラッソ特別編集