2022年J2てきとー戦力プレビュー#7～ザスパクサツ群馬編～

　こんにちは。今回はザスパクサツ群馬を「てきとー」にプレビューしていきます。こちらのプレビューは「てきとー」に行っています。昨シーズンからの移籍状況、補強は順調なのかといった点が主となります。だから戦術云々には深くは触れないようにしています。監督交代や選手構成からフォーメーションが変わるかもね程度までです。それでは始めます。

2021基本フォーメーション

　群馬は昨シーズン最終節で18位を確定させなんとか残留しました。
成績J2リーグ18位　勝点41　9勝14分19敗　35得点56失点　得失点差-21
　奥野体制2年目になり開幕戦こそ勝利しましたが間もなく低迷。前半戦を終えた段階で降格圏の20位という状況となり久藤コーチに監督交代。交代直後は6戦負けなしと好調に転じます。以降も上位陣相手のドローなど粘り続け他力ながらも最終節で残留することが出来ました。

　攻撃的なデータは軒並み低調ですが左サイドからの攻撃とロングカウンターには定評があったようです。上位陣相手にも勝点を取ろうとするとカウンターが主な手段になるのは自然ですが、しっかり行えていたからこその残留という結果だと思います。

移籍状況

　1/16時点での移籍状況です。途中加入ながらも最終ラインで存在感のあった大武選手や前線での頑張りがあった大前選手と青木選手。その他サイドをこなせるDFの移籍がありましたが補強は上手くいったのでしょうか。

2022予想フォーメーション

　まず群馬は監督交代が行われ、あの「組長・大槻監督」が就任しました。監督の印象としてシンプルさが思い出されるのでフォーメーションの大きな変更は無いと予想しました。
　GK陣には櫛引選手と伊藤選手が加入しました。外山選手と松原選手が退団しましたが、清水と山形で正守護神を経験したことのある櫛引選手の加入によってより引き締まった感じがします。群馬が取り組むのはまず失点の抑制だと思うので櫛引選手の加入は大きいです。
　DFでは期限付きで加入した大武選手と吉永選手の移籍元への復帰が大きな痛手でしょう。特に大武選手はセンターバックとして夏場以降最終ラインを支えていたようなので影響は小さくないはずです。補強したDFはいませんが元々実力者が一定数いたので、守備戦術の徹底で失点数の減少を考えているのかもしれません。
　MFは大きな流出はありませんでした。その上で加入したのは風間宏希選手です。4年ぶりの復帰ということで覚えている群馬サポの方は少なくないでしょう。ボランチの位置からゲームメイクする力はあるので攻撃において大きな補強となったでしょう。
　問題はFW陣です。大前選手と青木選手という前線の2枚看板が抜けてしまいました。今期はそれぞれ4得点と2得点というFWとしては散々な結果でしたがどちらも2桁近いゴールを期待できる選手です。同時に失った影響は甚大です。補強した選手は山根選手と平松選手、深堀選手です。ゴールという数字で見ると、目を引くのは平松選手が富山時代に記録した9ゴールしかありません。しかし山根選手と平松選手はアシスト数が多いです。周囲をサポートする力もあるため加藤選手や田中選手のゴール数増加に貢献するかもしれません。全ては連携次第といったところでしょうか。

まとめ

　おそらく大槻監督は基礎作りの一年になると考えているはずです。自身が思う戦術の徹底、失点数の減少、点を奪える攻撃陣の育成など手をつけることが山ほどあります。PO進出という大きな目標より選手個人ごとの目標を達成しつつの残留の方が現実味があり、選手も全力を発揮できると思います。群馬サポにとって難しい1年になるかもしれませんが来季以降の花を咲かせる準備だと思って我慢するのが良いかもしれません。攻撃陣の奮起次第で昨季のような残留ではなく楽に残留を決めれると思います。

　以上ザスパクサツ群馬編でした。いかがでしたか。群馬は渡辺選手と小島選手というベガルタに縁のある選手がいました。そこに大槻監督が加わりより縁のあるチームになりましたね。そんな縁のあるチームにはしっかり勝利していきたいですね。
　次回は「J2下位なんて似合わない！雪辱を図るオレンジ軍団」編です。
　お楽しみに。

参考
・フットボールラボ　https://www.football-lab.jp/
・SoccerD.B.　https://soccer-db.net/
・J. League Data Site 出場記録　https://data.j-league.or.jp/SFTP01/
・さっかりん　Jリーグ移籍情報　http://soccer.phew.homeip.net/transfer_news/?team=
・ELGOLAZO　Jリーグ選手名鑑2021　J1・J2・J3　エルゴラッソ特別編集