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2023年J2てきとー戦力プレビュー#4~大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ編~

 こんにちは。キリーです。今回は南関東に本拠地を置くチームである大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディを「てきとー」にプレビューしていきます。
 このプレビューはいつもどおり「てきとー」に行っています。昨シーズンから誰が移籍したのか、穴埋めはできているのかといった点が主となります。だから戦術云々には深くは触れないようにしています。監督交代や選手構成からフォーメーション変わるかもね程度までなのであしからず。それでは始めます。

大宮アルディージャ~2023年成績、移籍状況~

成績:J2リーグ19位 勝点43 10勝13分19敗 48得点64失点 得失点差 -16
 開幕9戦勝ち無しで始まり、10節に勝利したものの状態は上向かず。18節終了時に霜田監督を解任し相馬直樹監督が就任します。就任後も1勝しかできず8戦勝ち無しと再びトンネルに入りますが失点数は前体制より減少。昇格争いをしていたチームへの連勝、ここぞでの勝ち点を奪う姿勢でしぶとく残留をつかみ取りました。

 相馬監督は続投が決定。しかし左SBとしての才能が開花した小野選手、CBとして守備を支えた西村選手、攻撃のタクトを振るった矢島選手が移籍となりました。果たしてここ数年の下位低迷を挽回できるような補強はできたのでしょうか。

大宮アルディージャ~2023年予想フォーメーション~

 守備陣の整備としてユース育ちでさらなる経験を積んだ浦上選手の帰還、成長株の大森選手、レンタルバックで2年ぶり復帰のGK笠原選手が来ました。左SBの補強は進みませんでしたが、後半戦の失点数の少なさを支えた新里選手や袴田選手がいるので左SBが穴にならないように頑張りたいです。
 中盤より前のポジションでは新人選手やレンタルバック選手が多い中、アンジェロッティ選手には注目でしょう。柏では活躍の機会がありませんでしたが、コンビネーションを磨き大宮の新たな武器になってほしいです。しかしボランチ系選手の過多と純粋なSH系選手の少なさというやや歪な選手攻勢になっており、今シーズンも苦戦が予想されますが相馬監督のさらなる戦術浸透に期待です。

ジェフユナイテッド千葉~2022年成績、移籍状況~

成績:J2リーグ10位 勝点61 17勝10分15敗 44得点42失点 得失点差 +2
 ユンジョンファン体制も3年目となり勝負の年でしたが序盤は勝ったり負けたりの繰り返し。5月下旬からは3連勝を含む7戦負け無しを記録します。しかしその後再び勝ったり負けたりの繰り返し。3連勝以上が1回のみで終わり昇格争いにはなかなか絡めませんでした。

 ユンジョンファン監督は昨季で退任。後任にはヘッドコーチでありベガルタでもコーチをしていた小林慶行氏が就任しました。流出した選手はユンジョンファン体制で中央を守り続けたチャンミンギュ選手、左WGの主力であった秋山選手です。また最前線の選手を総入れ替えに近い形にしました。果たして新監督の理想となるような補強はできたのでしょうか。

ジェフユナイテッド千葉~2023年予想フォーメーション~

 小林新監督がどのようなフォーメーションを組むか分からなかったので昨季と同じく3-4-2-1で予想しました。
 GKと3バックの陣容はほぼ変化なし。CBの層には夏場に悩んだこともあったので誰か加わるかと思われましたが無し。若干の不安があります。そして右WGには松田選手、左WGには日高選手が加わりました。WGの層は豪華になり、また4バックになってもSB向きな選手が多いのでフォーメーション変更を物ともしないでしょう。
 前線には呉屋選手椿選手が加わり、昨季よりも高さ、速さが強くなった印象があります。しかしこのままではシャドーの位置の選手が過多の状態なので4-4-2や3-1-4-2など中盤の構成に変化があるかもしれません。
 いずれにせよ小林新監督の手腕が未知数のため、どうなるか予想しにくい側面があります。新監督の就任はどのチームでも不安になるので暖かい目で見守ることも必要となるでしょう。

東京ヴェルディ~2022年成績、移籍状況~

成績:J2リーグ9位 勝点61 16勝13分13敗 62得点55失点 得失点差 +7
 8戦負け無しとスタートダッシュに成功。しかしその後13戦と1勝5分7敗と大ブレーキ。このタイミングで堀監督の交代を決断。名将の1人、城福浩監督を招聘します。監督交代直後は持ち直しますが8月下旬からまさかの7戦勝ち無し。自動昇格争いには関われませんでしたがその直後に6連勝でもうプッシュ。昇格POにも出場できませんでしたが来季への希望が見えた終盤戦でした。

 良い状態でシーズンを終え、城福監督も続投。しかし選手の移籍は小さくありません。守備の柱の馬場選手にンドカ選手、得点源の佐藤選手に染野選手とセンターラインの選手に移籍が相次ぎました。果たして昨季の希望を継続できるような選手は獲得できたのでしょうか。

東京ヴェルディ~2023年予想フォーメーション~

 ンドカ選手の抜けたCBには千田選手林選手が加入しました。特に千田選手は堅守の秋田の壁になっていたので十分に穴は埋まったでしょう。またやや手薄だった右SBに宮原選手が加わり守備陣の再構築には成功したといえるでしょう。
 CBもボランチもできた馬場選手の代わりは見つけることが出来ませんでした。しかし森田選手と加藤選手の残留、そして齋藤選手の加入と多種多様なボランチを構成できるようになったのは新たな強みでしょう。
 一方、心配視されるのはFW陣です。新人選手以外ではマリオエンゲルス選手のみの加入。佐藤選手と染野選手の穴が埋まったかというとクエスチョンマークがつきます。しかし新人選手の育成には定評があるヴェルディというクラブ。ノーマークの新人が大暴れするかもしれません。
 いずれにせよ守備の安定化がさらに深まりそうな陣容なので前線の頑張りが昇格への鍵になるでしょう。

まとめ

 この3チームでまとまった補強は出来たのは東京Vでしょう。FWに不安があるものの中盤より後ろが安定しており得点パターンが確立されれば上位進出が現実的なものになります。千葉は新監督の未知数具合が大きくどのようなチームになるか楽しみです。大宮は評判は低めですが相馬監督の実力は折り紙付きです。サイド系の選手は少ないですがカバーできるだけの戦術があるのでしょう。ベガルタはこの3チームに昨季1勝5敗となかなかの負けっぷり。ぜひともお得意様にして勝ち点3を荒稼ぎしていきましょう。

 以上、大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディのてきとー戦力プレビューでした。忙しさがちょっとずつ落ち着いてきたので、頑張って全チーム書ききれるように頑張ります。
 次回は「いざ開幕戦!」編です。お楽しみに。

2023てきとー戦力プレビュー
#1 ベガルタ仙台編
#2 ブラウブリッツ秋田、モンテディオ山形、いわきFC編
#3 水戸ホーリーホック、栃木SC、ザスパクサツ群馬編

参考
・フットボールラボ https://www.football-lab.jp/
・J. League Data Site 出場記録 https://data.j-league.or.jp/SFTP01/
・さっかりん Jリーグ移籍情報 http://soccer.phew.homeip.net/transfer_news/?team=
・ELGOLAZO Jリーグ選手名鑑2022 J1・J2・J3 エルゴラッソ特別編集

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