MAUVE NOUVEAU｜須川まきこ様のご紹介
須川まきこ ｜ イラストレーター →facebook
京都造形芸術短期大学 専攻科卒業後、ローマで個展をはじめ、国内外の企画展にも多数参加。海外雑誌の表紙も手がける。2017年に画集「Lady Amputee in powder Room」（エディシオン・トレヴィル）を発刊。2012年に画集「Melting」（アトリエサード）を発刊。他に「Lace Queen」、絵本「ニーとメメ」（広告丸）がある。近年はグッズ制作、ファッションショーのコスチュームデザインも担当する。
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コルセット風クラシックなスタイルにはプリーツフリルのチョーカーを合わせて、花々が散りばめられたリトルドレスにはジャズエイジ風にパールネックレスを、個性的な三編みのモダンスタイルに似合うフェティッシュなセットアップ——
4月初旬に開催したオンライン展覧会《レース模様の図書室》にて、モダンで緻密なモノクロームのイラストをご出品下さった須川まきこ様から、一転、薄薔薇色の諧調で彩色された華やかな一作が届きました。
繊細なランジェリーを身に纏った3人のトルソー娘の会話を楽しみながら描きました。
レースが繊細に施されたランジェリーを纏った娘たちは、売り場を訪れる女性たちの力強い味方。自分の感性のおもむくままに装うことって素敵、もっと自由に、そう私たいみたいに——そんな会話が聞こえてきます。
ノンシャランに佇む娘たちの奔放な様子を見ていると、知らずに着ていた「思い込み」という衣服を脱ぎ捨てる勇気が湧いてきます。
須川さまの描く女の子たちはいつだって、本当は私たち自身の内側にもとからあったしなやかな強さに気づかせてくれるのです。クールでモダンな作風から感じる体温の秘密。
百貨店のランジェリー売り場を訪れたら、現代の三美神たるトルソー娘たちの会話にそっと耳を寄せてみて下さいね。どんな会話が聞こえてくるかしら？
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作品名｜ランジェリー売場
ペン・アクリル絵具・ケント紙
作品サイズ｜28cm×22cm
額込みサイズ｜39.4cm×30.3cm
制作年｜2020年
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