レース模様の図書室、再訪|霧とリボン &レミーのアトリエ|菫のブーケのティタオル
菫色の図書室を去る時が来ました。
1年ぶりに再訪し、少女たちや精霊たちに出会った日々を追想しながら、終幕のひとときを過ごしています。
出窓の花瓶の下に、貸出コーナーの揃えられた鉛筆の下に、司書さんのキーボードの上に、書架に戻す書物が並んだワゴンの上に、少女たちの鞄の中に——
再訪の記憶を包むように図書室のあちこちに咲く《菫のブーケのティタオル》を最後にご紹介して、図書室の幕を閉じます。
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何度か渡英する中で目に止まった、大判の布製品。百貨店や紅茶