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2023/12/30 挫・人間~極上!底辺生活~

ラブホ街を抜けると新宿redclothであった。挫・人間初参戦、もう無理。ほんと新宿ってだけでHPゴリゴリに削れるのにしかもラブホ街通んなきゃとかほんとに無理ファン層も分からんしやだ~~~!!怖~~!!どうせバリバリの陽キャばっかりでみんな手挙げて威嚇してくるし怖いんだ、怖いんだーーーあーーあ!!!人間怖いんだーー!!!!頼むから手あげないでほんとに!!!!怖い!!!!
20分後、そこには大手を振り振りライブを楽しむ陰キャが誕生していた。ペンラがなければ手を振ればいいじゃない。ストロベリーフィズめっちゃ美味しかった。○○フィズにハマっています。
聴けて特にうれしかった曲を語ります!読めーーーー!!!!!

✧︎おしゃれメロス
1曲目からコールアンドレスポンスすごくて、習うより慣れろな始まりだった!最初から最高にハイって感じ、サビのジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!で飛び上がるの楽しすぎ!この頃にはもう拳を突き上げていた(順応、早)
「君の知らない僕でいたい きっとそっちの方がずっと刺激的でしょ?」って歌詞、東京という街の浮薄さや薄情さ、相手を詳らかに知ろうとしないスタンスにベストマッチで良い。新宿を一人で歩ける人間はやっぱり頭がおかしいとおもう。この街を歩いているとすべてのコンプレックスを晒している気分になる。

⟡念力がほしい!!!!!
念力念力念力念力念力念力念力念力念!ってとなえるの楽しすぎ、やばい。キマる。「俺君の彼より君が好き」って歌詞、やっぱり生で聴くと迫力が違う。他人の人生捻じ曲げるのが運命の本質ですよね。運命の外にこそ真実の恋慕があるって変な話!人を全力で愛した人が文豪になれるってTwitterでみたけど、ロックンローラーもそうなのか。

⟡夏・天使
ほんとにほんとにほんとにほんとにほんとにこれだけを聴きに!!!これだけを聴きにライブに行きました。やってくれてありがとう……。あんなに過ぎるのが惜しい今あの一瞬が、3分半があるなんて知らなかった。歌う下川リヲの背後から差すオレンジ色の有機交流電灯が照らすオタクたちの片手、まるで片翼、夏・天使。名前も教えてくれないつばさたち。CDジャケットそのままの光景を色んなライブに行くたび思い出すんだろう。恋がトラウマの与え合いなら、このさきずっと大失恋。

⟡大人の事情
挫・人間を知るきっかけになった曲!「別の星も行かないで 僕達は大人になるだろうね」←何……????????良過歌詞、激衝撃……。何度聴いてもいいものはいいんだから……。子供っぽくて卑屈な青春コンプレックスを歌にしている挫・人間の大人像は、いつももの悲しくて冷たい夜の匂いがする。

⟡下川くんに出会えてよかった
下川くんに出会えてよかった~~~~!!!!!!!夜闇にこそ光る賛美歌、それがこの曲…!人生の波長を躁鬱を抱きしめられたらどんなに幸せで、それってどんなに難しいことだろう。だからこの曲と一緒に辛い夜はナイト・オブ・ファイヤ!するんです。

⟡クズと林檎
「心がねじれて ちぎれる 夜など 意味がなくてもこの世界で 傷だけつけてよ せめてのなさけで ぼくのことぶっ壊してって言う」……。これ、サビなんですよ。人に本気で恋して人のこと本気で愛して人間存在に惚れ込んでいないと絶対に書けないですよこんな歌詞。力の限り叫んでよ下川リヲ、誰かを愛した片鱗でわたしの歌をうたって、あなたの愛や音楽の中にわたしを照らして、見つけて、そしたらわたしまた鏡像のあこがれをモノにできる気がするの。

⟡ピカデリーナ受精
そもそもピカデリーナって何?オタク、調べました。ピカデリーはフランス語で行進曲、イギリスの土地にも同じ名前の土地があるらしくて、脱法ドラッグの取引が盛んだったそう。大学生とチープな夜とを綯い交ぜにして出来た崇高でくたびれ儲けな夢は「大人」によってたやすく打ち砕かれると結局色欲に収斂されてしまって、そんなの大人も同じで、だから絶望でキマったまんまわたしたち大人になんなきゃいけないんだな~たぶん。正しくは寝る時間の夜を違法に踊り明かして、刹那の全能感とドッキングするから「ピカデリーナ(な)受精」なのかな?ラブ‪‪❤︎‬パゥワ~♡注入するの楽しすぎてまた夏・天使のジャケットを思い出してた。

⟡絶望シネマで臨死
最後これか~!!!!ほんとにうれしいだいすき!!!!この曲!!!「人生惑わす病気 希望って言うんだってさ」!この歌詞大好きすぎる、まじで希望なんてない方が絶対絶対絶対いいのに、期待なんてない方がいい、それでもこれならこの人なら大丈夫かもなあって相手にも自分にも期待しちゃう馬鹿だから臨死から死にきれなくて、絶望って映画館みたいなロマンスを孕んでいますよね。

⟡下川最強伝説
アンコール曲はやっぱりこれなんだ!これが挫・人間…!!!「ああ君はまるで天使だ」「ああ君の名前綺麗だ 歌にしたいほど最強だ」!こんな賛美があってたまります?ロックンローラーの恋すぎる。片思い相手への賛美歌で彼は最強になれるのほんとに良い。愛の前では社会常識など無力、だから彼はずっと最強…!

ライブ始まって最初の言葉、「2023年、終われ~~~~‼️‼️‼️」が挫・人間すぎて最高だった。そうだよね~なんだかんだ長いよね365日って必死で生き抜くにはさあ。息切れちしゃうよ。会いたくて会いたくて夢にまで見た最高詩情頭脳、下川リヲさんはツイートでみるよりずっと気さくな人で、ずっとライブ後のイントロクイズに気を取られていた。それでも文豪と陰キャとロックンローラーを足して割れない人並み以上の気迫で、歌うし、歌うように喋るし、口から音源だし…。すごい人だった。もう1回同じセトリでライブやってくんないかな。ライブの最後に「自分のかっこいいを貫いてください。僕もそうします。それでもダメなら…なんか…語り明かしましょう」と言っていて、彼の本質を見た気がした。格好がつかないかっこいいだってきっとあっていいはずで、がむしゃらにかっこいいを追求するその姿勢が一番かっこいいんだなー。
挫・人間がつくる「僕」という偶像は偶像だけれど確かに人間であって(だから彼は天使を見ることができて、わたしは彼の文才という視点を借りてそれを観察するのが好きです。挫・人間は下ネタばっかの歌詞と対照的に、天使や聖書といった聖なるものを信仰できる真っ白な信心を持っているから大好きです。)、夏や冬、夜と精神的狂騒、理想と現実、愛と憎しみ、人間存在のすべてを見つめて抱きしめている。その愛情が卑屈で下卑でざらついた生活の感触をもってわたしたちのかっこよくないかっこよさを、人間の生活を肯定してくれる。だからわたし、生活の動物的で美しくない「すてるところ」を認められるしダメダメな日もまあいっかなって躁鬱をかわいがりながら明日もなんとか生きてける。挫・人間、存在していてくれてありがとう。天使を見せてくれてありがとう。新曲をお披露目してくれてありがとう。みんなでZUBUNUREになりましょう。未来・挫・フューチャーまで行きましょう。最高の年末になりました。本当にありがとう!
下川くんに出会えてよかった‼️‼️‼️‼️

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