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エアポケットにて

「おれは、お前がおれを好きなことを知っている」という眼だ。

見つめては伏せ目がちにそらす。
そんな小細工が通用する相手ではない。

残弾は0。
構えた銃を下ろせない。

ハッタリはきかない。
すでにもうどちらか撃たねばならないのだ。

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