崖っぷち（運命と戦う男8)

今日、はりきって病室に行くと嫌な空気が。。。旦那ちんのベットにはカーテンが引かれていました。

肝臓も、腎臓も相当悪いようで、昨日の気管支のオペなどいろんな意味で旦那ちんは疲れているようです。

お医者様の説明を聞いて、動揺しベットのそばで泣く。看護士さんの声に答えられない私は、ズタボロだ・・・。せっかくいい方向に行ってると思い込んだ私のメンタルが音を立てて崩れる・・・

波に溶ける「砂の城」みたいに。

私は、ロビーで1時間位待っているとき、宙を見ていた。あれはきっと宇宙だろうな・・・タイルの張り巡らされた壁を見て「宇宙」を感じるなんて、相当危ないじゃないか。。

私は、自分が大分壊れていると感じた。「だめじゃないか！桐島！」

そうか・・・何も食べていない。

とりあえず、1回帰って良いと言われたのでこれ作りました。

しいたけ、卵、ねぎの即席ラーメン。好きなものしか食べれない状態。

真夜中に鳴るかもしれない、携帯が怖い夜が戻ってきた。。最悪だよ。

落ち込みながら、病院のベンチで宇宙を見ていた私に、おばあさんが

「すいません、おトイレどちらですか？」と聞かれ

私は、笑顔で指をさし

「あそこですよ」と答えた。その瞬間宇宙は消えてなくなったんだ。

頑張れ！旦那ちん！負けるなよ！桐島もな！