「やらないこと」を決める|10月を振り返って
こんばんは。
キリです。
先月は自治体のプロポーザル案件や第一子誕生など、仕事もプライベートもとても充実した1ヶ月でした。
10月に入ったときは「絶対今月やること終わらないかも……」と思ってましたが、なんとか無事に終えることができ、11月を迎えました。
今回は、そんな怒涛の10月を振り返り、感じたことを、ライターさんとのインタビューを通して書いていきます。
大きな案件と第一子誕生
ー10月、お疲れさまでした。振り返っていかがですか?
桐原:10月に入ったときは「今月の仕事量、無理だ、倒れる!」って思ってたんですけど、なんとか月内にやることはおさめられました。大きな案件の納期が10月いっぱいまででしたが、今日(取材当時10/29)やっとひと段落しました。
ーどのようなお仕事だったのでしょうか?
桐原:山梨県内のたくさんの自治体が関わった観光動画を制作する、割と大きめのプロポーザル案件です。個人事業主のときも自治体とは何度かお仕事させていただいていましたが、ここまで大きい案件は初めてでしたね。
法人化したから受けられたお仕事だったので、早い段階で今回のような案件を経験できてよかったです。
ー本当にお疲れ様でした。そんな中、10月10日には第一子が誕生しました。おめでとうございます!
桐原:ありがとうございます!
ーお名前は彩斗(いろと)くんと名付けたそうですが、前から決めていたんですか?
桐原:1ヶ月前くらいから「いろと」と決めていました。「彩」の字は僕の中で決まってたんですけど、「と」は最初「音」にしようと思っていたんです。
ー読み方によっては「彩音(あやね)」になりますね。
桐原:そうなんです。由来としては、「映像」になにかフックを持たせたかったんです。
それでいうと、映像って「彩(いろ)」と「音」からつくられるので、この漢字でいこうと思っていたんですけど、字面が中性的すぎて。僕は今の時代背景的にもいいと思ったんですけど、さすがに分かりづらいってなったので、「と」は奥さんに決めてもらいました。
ーそれで「斗」になったんですね。
桐原:「斗」の字を調べると「ひしゃく」とか、つまり「分け与える」という意味があるんですよね。だから「彩を分け与える」人になってほしいと願いを込めました。
事業をどう伸ばすか、これからは中長期的に仕込む期間に
ーお子さんが産まれていちばん変わったことはありますか?
桐原:やっぱり優先事項が子どもになりましたね。
僕自身、会社を立ち上げたばかりで、一緒に会社を動かしていってくれる人を探しつつ、もちろん自分の能力も伸ばしていきながら、子どもと奥さんのケアもするとなると、ここから先はやらないことを決めないと無理だなって思っています。
ーたしかに、やらないことを決めないといろいろと追いつかなくなっていきますよね。
桐原:10月は緊急性が高くて重要度が高いことばかり取り組んでいました。
それはそれでもちろん大事なことなんですけど、それと同じくらい大事なことがあって。それは、事業を中長期的にどう伸ばしていくかを考え実践していくことなんです。
それでいうと10月は目の前のことに必死で毎日過ごしていたので、11月以降は少し先を見据えた動きをしていこうと、日々活動しています。
現時点でいくつか考えていることはあって。まずは会社のロゴをつくること。会社のステートメントはもうある程度できているんですけど、もっと言語化を掘り下げていきたい。そしてそれらを同じタイミングで発信したいと思っています。楽しみにしていてください!
走ること
ーキリさんはその中でも、10月15日の東京レガシーハーフマラソンに出場されたり、個人でも走ることは継続されていますよね。
桐原:僕気づいたんですけど、毎年マラソン大会とかウルトラマラソン大会って、だいたい同じ日に被るんですよ。たとえば来年の2月18日だと沖縄や他の場所でも大会もあって、前の週には埼玉でも開催されてたりして。
(お金と体力がいくらあっても足りないんです……(笑))
1年の中で出たい大会に全部出るのってほぼ無理なんですよね。
だからこれは長い趣味になるなっていうのは勘づいていて。
そういう意味では、「KIRINの社長って走ってるよね」というイメージは植え付けちゃっていいんじゃないかなと思っています。
たとえば、産直通販サイト食べチョクを運営されているVivid Garden代表取締役社長の秋元里奈さんは、トライアスロンに定期的に出ているんですよ。
おそらく秋元さんは、食べチョクで取引している全国の生産者さんに会いにいきつつ、自分も頑張っている姿を見せる意図があると思うんです。当時のXを見ても常にそういう発信をしていたので、ベンチマークしてます。
あとは単純に秋元さんのファンなんですけどね(笑)
ー「走ってる映像の人だよね」みたいなイメージを持たれるといいですね。
桐原:謳いたいのは、「日本一走る映像ディレクター」という走り書きです。
映像の仕事って、時間的にも体力的にもそもそもハードワークなので、なかなか走る時間を作ることが難しいと思うんですけど、そこを成立させたいっていうのがあって。
今後の活動の一つの軸として「走る」を自分のキーワードに入れたいです。
好きなことを仕事にする苦しさ
桐原:これは仕事をしている中で大前提なんですが、自分が作りたいものを作っているときが楽しいんです。
でも、仕事だから当たり前なんですけど、企画も撮影も編集も忙しすぎると苦しくなってくるんですよ。
だけど、仕事で感じる苦しさを解消するためにすることってやっぱり、動画と写真を撮ることなんですよね。旅行に行ってVlogをつくるとか、奥さんと子どもの写真を撮るとか。撮影も編集もするので動作は仕事と全く同じなんですけど、僕の癒され方が仕事とは真逆に走るんです。
これは自分が好きなことを仕事にし始めてから感じていたことなんですけど、好きなことを仕事にする苦しさってこれだなって思って。
好きなことで忙しくて苦しいんですけど、それを癒すのもまた好きなことなんです。
皮肉なもんですよねー。
ー周りからは、仕事でも撮影してて趣味でも撮影してるの?って思われがちだと思いますが、やってることの意図としてはそういうことなんですね。
桐原:そうなんです。先日、東京レガシーハーフマラソンを走ったときに、走るとき用のカメラを持ちながら走ったんですけど、もう最高でしたね。走ることも楽しいし動画撮ることも楽しい。それを編集しているのも楽しい!
そういうことをちょうどいいバランスでやっていきたいですね。
▼そのときのカメラで撮った動画はこちら
ー12月にはホノルルマラソンにも出場されますよね。
桐原:はい。もうめちゃくちゃ楽しみです。ホノルルマラソンのためにこの1年間頑張ってきたので。
だからホノルルでもちゃんと動画撮ってYouTubeやインスタで発信したいですね。
あとは、そろそろ家族で旅行に行きたいです。
沖縄には毎年奥さんと行っているんですけど、今年は子どもが産まれるから行けなかったんです。去年は4回も行ったのに……。来年は子供も連れて行きたいですね。
また違った楽しさがあるんだろうな〜!
ーそんなに沖縄に行っているとは知らなかったです!沖縄での動画も楽しみにしていますね。
取材日:2023.10.29
取材・執筆・編集=遠藤 美果(エビアン)
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