親友とのSMバー④ 恋心
監禁生活8日目。
私の食事は1日一食。晩ごはんの時までずっと、足首の枷から伸びるチェーンを手摺に繋がれる生活。
いつまで続くのか分からない恐怖。
変化のない1日。
両手は自由だけれど…
TVも見れない、スマホも触れない。
私を監禁した家主の女性は、朝から夜まで仕事でお店にいるので、、
私は部屋で置いてけぼり。
最初は、こんな目に遭わせたあの女の事が憎らしくて、睨みつけていたけど…
こうやって部屋で1人取り残されてしまう生活が毎日続くと…
このままもしあの女が帰らなかったら?
あの女が私に飽きたら、?
そうしたら私はここで何も食べれずに死んでしまう…
そんな風に考えると、とにかくあの女が望む様に必死に媚びて、従順でいるフリをして、素直に解放されるのを待った方がいいのではないか?
そんな風に思う様になってきました。
「あの女と会える」唯一の時間。
それは夜中に帰ってきて、、
こっちには目もくれずにシャワー浴びて、、
それをひたすら待って。
ドライヤーの音が聞こえてきて。
それも待って。
そうして部屋着に着替えたあの女がようやくこっちに目をやって。
そこで餌皿に弁当の残りを入れる。瞬間。
ポタポタポタ…
ふいにお水入りのペットボトルを傾けて、、
「餌」が水浸しになります。
喉もカラカラな私はその動作に目が釘付けで、、
指でかき混ぜて、、
私の手がギリギリ届かない場所に置いて。
樹里「…ご飯。ほしい?」
私「……ワン!ワンワン!🐶」
なんの迷いもなく「今の私の立場をわきまえた態度で」応えて、、
樹里「…うっわ〜。プライドないの。でもそんなんじゃあげないよ?」
そう言いながら「餌」の入ったお皿を持ち上げてしまいます。
私は…
必死にこの女の脚にしがみつき、、
私「ク〜ン…🥺 ワン!ワン!」
と吠えます。
そんな生活ももう8日目…
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樹里「ご飯が欲しいなら、ワン!って鳴いてみて?」
私「………えっ?!」
ふいに監禁生活4日目の夜の事を思い出す。
初日からの3日間で、「玩具で気持ちよくなって、イッたらご飯をもらえる」というのが晩ごはんの時のルーティーンになって、、
今日もそれか、、
と思った矢先のこの質問。
私「…どういう意味ですか?」
思いもよらない質問に思考が追いつかず、咄嗟に「鳴く」ことが出来なくて…
樹里「だから〜!犬になるの💢今日からお前は。」
私「………」
おかしな話である。
初日〜今日までの私は、目の前のこの女性にたくさんの醜態を晒しておきながら、今更このタイミングでふいに「鳴け」と言われたことに恥ずかしいと思ってしまうなんて。
私「………」
私「……あの、、どういう意味ですか?犬??ですか?」
何かの比喩かなとか色々考えてしまってすぐに鳴けなくて、、、!!!
私「痛い!!」
私「……ワン!!」
ふいに太ももをつねられて。
ようやく鳴くことができて。
樹里「じゃあ…チンチンのポーズ」
私「…???」
私「……えっ?!、、そんな…できません。」
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