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最近読んだ本

井川香四郎


鷹の爪: おっとり聖四郎事件控(五)
勘定吟味役の山川徳馬が路上で殺された。現場を目撃していた油問屋の奉公人・菊松は、下手人と勘違いして隠居暮らしの女・百合を訪ねる。人々から“生きる観音様”と慕われる百合こそ、乾聖四郎のかつての乳母だった…。(表題作)幕府中枢で進行する米手形をめぐる陰謀に、否応なく巻きこまれていく聖四郎。その封印された秘密がついに明らかになるシリーズ第五弾!

「食うとは人を良くすると書き、飯とは良き人に返ると書く」
百合が幼かった聖四郎に「あなたはただ美味しい料理を作れば良いというものではなりません。料理とは本来人が明日生きる活力のためにあるのではないのですか」の台詞。良い!

天狗姫: おっとり聖四郎事件控(六)
自らの秘密を知った聖四郎は、しがらみから逃れるため庖丁修業の旅に出た。だが八王子宿で、天狗の長兵衛一家と大岩亀五郎一家の、やくざ同士の喧嘩に巻きこまれる。千人同心頭と組んで無法を働く大岩一家に憤りを感じた聖四郎は、敵地である遊郭に乗り込むが、彼の前に現れたのは松姫と名乗る不思議な遊女だった…。美女が聖四郎を新たな地へと導く新展開!

松姫は実は尾張藩付家老成瀬家の姫・・・・みたいな

ふろしき同心御用帳
奉行所に出仕するのが大嫌いな定町廻り同心の近藤信吾。代わりに決まって行く先は船宿の「千成」で、瓦版屋の栄吉や医者の八朔、女将のお蔦らに大げさな自慢話を聞かせて過ごす。されど騒ぎが出来すれば、己の義と情をたぎらせて、刀と大法螺で一件落着。広げた風呂敷は必ず畳む!粋な男の活躍と江戸の町に住む個性豊かな人びとが織りなす痛快無比の時代シリーズ第一弾!
先にシリーズの他のモノを読んでいて振り返りになってしまったけれど、読んでおきたい。

やっぱり本が好き

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