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4月27日は、哲学の日&悪妻の日&世界生命の日&駅伝の誕生&日本初の女性警官が着任&国会図書館開館記念日

【哲学の日】

ギリシアの哲学者ソクラテスが、時の権力者から死刑宣告を受け、紀元前399年4月27日に毒をあおって亡くなったことへの追悼と、同氏の功績をたたえて記念日が設けられています。

対話的問答で、相手にその無知を自覚させようとするも受け入れられず、告発され、死刑と判決されました。

悪法も法という考えを貫き、死刑に屈するも、ソクラテスの遺した思想や見解は、後世に大きな影響を与えました。

不知の自覚:自分に知識がないことを知る(認める)=自分の内面と真摯に向き合う考え方。
抽象概念の明確化:概念の言語化、「徳」とは何か?、「正義」とは何か?、「敬虔」とは何か?など。
アレテー:人としての「善」「悪」は何か?=自分の魂を鍛錬していく考え方。


【悪妻の日】

ソクラテスの妻クサンティッペに関して、
セミは幸せだ。なぜなら物を言わない妻がいるから。

ぜひ結婚しなさい。よい妻を持てば幸せになれる。悪い妻を持てば、私のように哲学者になれる。

などなど、ソクラテス自身や周囲からも、悪妻として有名だったことから、4月27日は悪妻の日として記念日が設けられています。


【世界生命の日】

1991(平成3)年4月25日〜27日の期間、東京にて「国際生命尊重会議」が開かれ、最終日の4月27日に、「胎児の人権宣言」が採択されたことにちなんで記念日が設けられています。

同宣言では、人間は受精の瞬間から自然死にいたるまで、生来の尊厳と固有の価値を有することが定義されていて、胎児は受精の時から、科学的、医学的、医学外的のいかなる実験や利用に供されない権利を有することも盛り込まれています。


【駅伝の誕生】

1917(大正6)年4月27日、京都・三条大橋〜東京・上野不忍池までの約512kmを3日間かけて走る「東海道五十三次駅伝競争」が行われました。

レースは、参加者が関東軍と関西軍に分かれた2チームで競う昼夜兼行で、マラソンよりもリレーといった感覚の方が近く、そこまで長くない距離を多くの人が繋いでいく方式でした。

これが記録上、日本で最初に行われた駅伝大会とされています。

そして、この日は、駅伝誕生の日として記念日に制定されています。


【日本初の女性警官が着任】

1946(昭和21)年4月27日、日本で初めて婦人警官62人が着任しました。

GHQの指示を警視庁が採択し、同年2月21日に出された募集要項には1,300人以上の応募があり、着任以前から大きな話題を集めていました。

また、当時は法制上、婦人警官には逮捕権がない中での採用であり、主な業務は、男性警官をサポートする事務的な役割が中心で、パトロールなどで外を巡回する業務はないものでした。

その後、数回の法改正などを経て、男性警官と同等の職務で逮捕権も持つ体制になりました。

また、記念日の名称に変更はないものの、数回の法改正に則り、今日では「婦人警官」ではなく、「女性警官」の名称に統一されています。

《余談》
世界的に見ると、1891(明治24)に、アメリカで女性警官が誕生していて、その後、カナダやイギリスでも女性警官の採用が続いています。

警官の定義は国によって違いがあるものの、当時イギリスとの結びつきが強かったインドでも、1922(大正11)年頃には、2人の女性警官が誕生していて、アジア初の女性警官は、世界的にも大きな注目を集めたと、「インド政府公式文書」や「カルカッタ(現:コルコタ)警察公式記録」などに記載されています。

そして、この日は、婦人警官の日、または、婦人警官記念日として制定されています。

2000年代に入ってからは、記念日に合わせて一部の警察署で、女性警官採用セミナー、女性警官による業務説明会、現役女性警官へのインタビュー会も実施されています。


【国会図書館開館記念日】

1897(明治30)年4月27日、現行の国会図書館の元となった「帝国図書館官制」が公布されたことにちなんで記念日が設けられています。

この公布に伴い、「東京図書館」が「帝国図書館」と改称され、欧米の国会図書館に倣って、整備拡充を図りました。

その後、1947(昭和22)年12月4日に「国立図書館」に再改称され、1949(昭和24)年には、「国立国会図書館」として統合されています。

国立国会図書館の支部は上野公園の丘にあることから、「上野図書館」の愛称で親しまれていて、多くの文豪や学者たちも足を運んでいました。

(以上、ネット検索より)

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