見出し画像

関西馬と関東馬どちらが強い?最新のデータ傾向を紹介

こんにちは、キラリです。

今回は、関西馬と関東馬どちらが強いのか、回収率の観点で最新のデータ傾向を紹介します。

********************
当記事はリニューアル前の古い記事となっています。
最新記事はこちらをご覧ください。
********************


前提

まず、前提として中央競馬で走る競走馬は、基本的に関西の栗東トレーニングセンターか、関東の美浦トレーニングセンターに所属しています。
(今回地方馬はデータから除いてます。)

そして、関西の栗東トレセンに所属する馬のほうが強い!

ということが昔から言われており、それを天気図の気圧配置に例えて「西高東低」などと言われてきました。

理由としては、「栗東坂路」と呼ばれる調教施設が優秀で、馬に効果的な負荷を与えるため、栗東の馬のほうが強く育つから。と言われています。

しかし近年、美浦の関東馬がメキメキ実力を上げてきており、2023年は関西馬を追い抜くのではないかと個人的に考えています。

データ確認

下の表は、中央競馬の過去データを使って所属トレセン別の単複回収率を年別に集計した結果です。障害レースは除外しています。

2023/11/20 時点

表を見ると、2019年~2021年までは、関西馬のほうが5%以上単複回収率で上回っているのですが、2022年にはそれがかなり拮抗してきており、2023年は、現状、関東馬のほうが単勝回収率で上回っています。

まだ複勝回収率では関西馬が上回っているので、関東馬のほうが強くなったとは言いきれませんが、傾向が変わってきているのではないかと考えています。

傾向が変わってきた理由

理由としては、「外厩」と呼ばれる放牧中にも調教を行う施設の存在や、美浦トレセンの坂路が改築されたりと、関東の環境がどんどん良くなっていることが影響していると考えられます。

「関西馬のほうが強い」という条件は、長く信頼できる予想ファクターとして使用してきたのですが、見直しをかけるタイミングがきたのかもしれないと注目しています。

2023年のシーズンが終わったタイミングでまた集計してみたいと思います。

以上です。
読んでくださった方、ありがとうございます。

******************
記事の全体図はこちら
******************

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?