はじめに

そもそも、どうしてサビアンシンボルを中文訳しようと思ったかということを書いておこうかなと思います。サビアンとの出会いは10年以上前に遡ります。まるでこの本、辞書やん!っていう厚みと重みのある、松村潔先生の決定版!サビアン占星術を手にしたことから始まりました。

買ってからしばらくは、あまりのボリュームに引いてしまい、猫娘の枕と化していました。松村先生、すいません・・・

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その後、ぼちぼち読み進めるうちにその面白さに開眼し、英文版を入手したりしたものの、訳してみようなどとは考えもせず、読むだけでお腹いっぱいという状態で何年もの時間が過ぎていきました。

1年365日を360度で分割しているので、春分から毎日1度ずつ(1ページずつ)読み進めれば、翌年の春分には読み終えることができる。この毎日1ページずつ、その日の太陽と同期しながら読み進めることで、シンボルの意味と解釈を四季を通して体感的に身につけていく方法は星レッスンの中でもオススメしています。

これを続ける中で、いつか自分なりにこのシンボルの世界を咀嚼して、何か形にしてみたいな〜という思いが湧いてきて、今年の春分から中文訳にチャレンジすることにしました。

ちょうど今年の立春に始めたローカル七十二候マラソンも背中を押してくれました。360度を72分割すると5度ずつ(サビアンでいう、ひとつのサインを6分割)になって、七十二候の約5日ごとに更新するタイミングとも同期するので、リズムが掴みやすく、360度を完走するゴールがイメージできました。

とはいえ、英文→中文訳というのは、なかなか思うように進みません。今年はまずシンプルにサビアンシンボル文を中文訳することで一年が終わりそうです。毎日一行の文を淡々と訳していく。今のところ順調に進んでいます。

2020年はサビアンシンボル文の骨というか骨格を作ることに専念して、2021年は骨に意味という筋肉をつけて、2022年に自分独自の解釈を加えた内臓を作る、そんなイメージで冥王星の水瓶座入り(2023年3月)を最終ゴールに見据えた3年プロジェクト。この間に土星は山羊座を卒業し、水瓶座を通過していく・・・ちょっとのんびりだけど、自分の歩幅に合わせると、これくらいがちょうどいい。

今年の年初からのコロナ禍の影響で自分の時間も増えたのもあって、こういう自由研究的なものに取り組む余裕ができたのも結果的には良かったのかもしれません。今春、約30年にいちど巡ってくるプログレス新月を迎え、何か新しいことをやってみたくなったというのもあります。

さあ、ゴール目指して、じりじり頑張るぞ〜このマガジンでは、その途中経過を気が向いたタイミングで報告していこうと思っています。



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