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中空球状硫黄

北海道にある温泉の湧き出す沼、大場沼。

沼底から二酸化硫黄を含む約120℃の高温ガスが噴気し、湯面に昇ってきては弾けて消える気泡は地獄の窯のようです。

硫黄は火山の噴火口付近や火山岩の隙間にできますが、ここの硫黄は、こうして浮き上がってきたガスに含まれたものが冷えて固まってできます。

そのため、空気を内包したまま固まって中空となっています。

まるで浮き玉のような硫黄の球が水面を漂う様子も観察できます。


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