内モンゴルの桃色蛍石
2019年11月のミュンヘンショーで新産として売り出された内モンゴル産自形
八面体のピンクフローライト。
もともと蛍石には微妙に含まれる希土類元素に因り、様々な色がありますが、ピンクは稀少です。さらに劈開片のような完璧な八面体分離結晶はこの蛍石以外では見たことはありません。
ややくすんだピンク色を光に翳すと曇りガラスの中に桃色の空気が閉じ込められているかのようです。
多くの結晶に毛状のインクルージョンが確認できます。
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