水晶を覆うクリノクロア
クリノクロアとは緑泥石(クローライト)グループの一種です。
和名のとおり、地味な鉱物なので、コレクターにはあまり人気がありません。
表面を研磨すると渋い緑色の上に乳白色の模様が浮かび、これが美しいためタンブルで販売されているものが多いようです。
今回の標本はクリノクロアの微細な結晶が水晶の表面を覆っています。
一定の方向を向いた結晶面が光を反射してキラキラするので、暗緑色に無数の星が煌めいているように見えます。
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