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天中殺だそうなので、なんぞやと調べた話

事の始まりは、よく話をする職場の別部署のお姉さま。
「あなた、天中殺だけどうまく行ってる?」と唐突に言われた。

過去、お姉さまに誕生日を聞かれ、「あ!同じ!」と言われたことがあったが、どうやらそれが天中殺というやつだそうで。

一時期、一世風靡された細〇先生が「大殺界」と名付けたやつだそうです。

どちらにも「殺」だなんて物騒な字が入っているので、気になって調べた。
あくまで素人のワタクシ調べ。そしてワタクシの経験値に偏っている。
(ちょっと調べたら、プロの方たちが詳しいことを書かれていますので、
そちらをどうぞ)

ざっくり言えば、人生山あり谷ありの通り、人間の成長?を12年周期として、10年良ければ2年はうまく行かないという、そのうまく行かない時期だそうで。

でもって、私とお姉さまは子丑天中殺という、昨年からあまり良いことない時期らしい。
良いことないというより、能動的にやることなすことが全て裏目にでて、空回りどころかブーメランで返ってくる。神様が助けてくれない時期だと。

確かに、昨年途中からではあったが、私を推した部長が退職後、わからぬままに突っ走る今の部長と、部長の前では合わせるのに、部下に対しては部長指示とは異なるご自身の意見を主張してくる課長とで、物事が進まないジレンマに陥り。

今まで何かしら閃いたり、回転できた脳も、全く回らなくなり。
過去の資料を見て、「え、これ私が作ったの?!」と思うぐらい、過去と今の出来栄えが…(もちろん、過去の方が良い出来という悲しみ)

自信は限りなく落ちていったし、この歳で若手同様のスパルタに遭わされることもチャンスだなんて思えなかった。

ちょうど一時的に体調も崩れ、コロナ禍で身寄りのいない東京で倒れたら…というのも脳裏をかすめ、体調戻っても価値観が全く合わなくなった現職場に戻るぐらいならと、総合職辞退を申し出た。

振り返れば急転直下、真っ逆さまである。

ただ天中殺の時期は「見つめ直し」の時期でもあるそうで。
この時期に自分がどうしたいか、とことん向き合い。いらん物は捨てて、新しい物を得ていく準備期間にちょうど良いとあった。

確かに、このnoteと出会い、自分の事を書くことでだいぶ整理できているし、個性ある書き手さん達の記事にも巡り合え、良い意味で世界が広がっていく感じがしている。

ふと、12年周期なら、12年前の自分はどうだったんだろうと振り返ると。
とんでもなく、取り巻く状況が似ていた。
逆肩たたきで総合職になり、生活費を稼ぐためと了承も、毎日泣きながら転勤準備をしていた。来たばかりの会社で、初めての一人暮らし、職場も変わるという、何をしたらいいのかわからない状況だった。

仲良くなろう、気に入られようと無理に明るいキャラを演じていた部分もあり、結果的にそれは裏目に出てきた。

一方で、12年前と違うことがある。
度重なる転勤で「住めば都」というのを実感している。
次の職場では気に入られようとは思わない。ただ仕事として付き合うという割り切り思考になっている。
そして何より、不安が湧かないのだ。希望も湧いてないが。

ただ粛々と、淡々と、機械的に進めている。
というのも、なんとなく今の地に戻りそうな気がするのだ。
そして、「これで終わりではない」という気持ちがどこからともなく出てくる。

良い天中殺の過ごし方なのかわからないが、いつもは足掻こうとするのに、今は珍しく流れに身を任せようとしている。
正直、こんな自分が不思議で、ビックリしている。
天中殺もあと半年、明けたらどうなっているのだろう。








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