自分軸で生きる
今、あなたは「人の顔色」を伺って生きていませんか？
自分の気持ちに正直に生きていますか？
子どものころから、私は人の顔色を伺う人間でした
親からの躾もあり「世間様の常識」ということに囚われ、気が付けば自分の気持ちを抑える・押し殺すことが常になっていました
私がどうしたいのか？は二の次三の次
人に嫌われない言動を心がけるようになり、人前でどんな風に振舞えばいいのか？を考えていたのです
自分の考えではなく、他者の目線を基準にしていたように思います
それもこれも、すべてにおいて「失敗しないため」「嫌われないため」です
そんな生き方をしている限りは、人の意見に振り回され自分で物事を決めきることが出来ませんでした
そこに「私」は存在しなかったのです
自分軸ではなく、それは他人軸で生きているから
私が他人軸で生きていいたのも、ひとえに「恐れ」があったからです
嫌われたくない、受け入れられたい、愛されたい、大事にされたい、孤独は嫌だ
自分を押し殺してでも、人の意見に合わせ、人の機嫌を推し量り、寄り添おうとすらしたのです
人に「どう思われるか？」を基準に生きていた私にとって、じゃあ「自分はどうしたいか？」がわかっていなかったのかと言えば、決してそうではありません
どうしたいかは、わかっていたのです
何が嫌で何に耐えられないか、何が好きではないかも知っていましたし、どう生きたいかもわかっていました
しかし、自分に自信が持てず不安でしたし、踏み出す勇気もありませんでした
何より孤独を恐れていました
どう思われるかではない
どうしたいか？が大事なのだと言うことは、人との出会いで学んでいったことでもあるのですが、恋愛などでは特にその点が顕著にあらわれるようになりました
例えば・・・
思うようにならない、ままならないことが多い恋愛で、相手に合わせる、自分の意見を飲み込む、辛くても平気な振りをする、我慢する
一体、これの何がいいと言うのか、と気づくようになったのです
自分軸を捨てて、相手軸で動く限り、私はそこには存在しなかったのです
許せないと思う相手の言動や行為に憤りながらも、怒れない
煮え切らない態度や不誠実な態度に傷ついているのに、傷ついていない振りをする
形に拘るがあまり焦る気持ちが起こっても、不安を不安でないと言い聞かせ、自分の心に蓋をする
失敗や失恋を恐れるのは誰にでもある自然な感情です
うまくいけばいいことに越したことはない
しかし、自分軸で生きると言うことは
「相手との関係はうまくいかなくなった。でも、自分の気持ちを大切にすることが出来て良かった」
「失敗したけど、自分のやりたいことに挑戦できてよかった」
「怖かったけど、自分の素直な気持ちを伝えることが出来て良かった」
このように、結果ではなく自分がどうしたいかを尊重できたかどうかなのです
過程が何より大切であり、過程を経て身につく、育むことが出来る「誇り」や「自信」「自負心」があります
これは他人軸で生きる限り、感じることの出来ないものです
失敗や間違いは起こしたくない
うまくいってほしいと誰もが願うことかもしれませんが、世界は流動的なもの
なるようにしかならないことも多いのです
大切なことは何か？
失敗や間違いを恐れる以前に、自分の心が感じること・自分の感覚を信じること、です
自分で選んでいくのです
自分で決めて行くのです
相手の感情を優先するのではなく、自分が素直に思うことを大切にするのです
自分を大切にする、と言えるかもしれませんね
どんなことでもそうなのですが、時に人と合わせることも大切ですが
本当にしたいことに目を瞑るのではなく、したいことをすればいい
食べたいものを食べればいい
行きたいところに行けばいいのです
相手に合わせて、食べたいものが食べられない時もありますし、行きたいところに行けないこともあるでしょう
行けなくても、じゃあ次は〇〇に行こう
食べられないなら、次は〇〇ね、と伝えることも大切です
値段が高い、行くには遠い、周りに・相手に合わせるではなく、自分がどうしたいか？何が楽しいか？ワクワクするか？嬉しいのか？を判断基準にしていけばいいのです
自分で決めて行く楽しみや喜びを実感していくと、自分の感じ方を信じる感覚が自然に身について行くはずです
やがては、自分に対する信頼感も生まれて行きます
私もそうなのですが、誰もがもっと「自分の気持ちに正直に生きていい」のです
人からどう思われるか？を意識する人は、優しい人が多いですし、自己肯定感が低い方も多いのです
しかし、そんな自分を責めないでください
人の意見や顔色を伺い、世間の常識なるものを主軸にせず、苦しいならば、自分の感情を基準にする「自分軸」の視点を持ってみる練習から始めてみてはいかがでしょうか
Kiranah キラナ スピリチュアル・カウンセリング
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