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もう一度、あの場所で

Hosizora Monologue

7月6日、7日に5yncri5e!は北九州にてLIVE & FANMEETINGに出演します。

「7月6日、7日に」「5yncri5e!が」「北九州にて」。上に示した文章を構成するワードの一つ一つが、私にとってかけがえのないもので。

5th LoveLive! 東京公演で初めてこの発表を見た瞬間には、「運命」というコトバで形容するにあまりにもしっくりくるほどの衝撃を受けたものです。

うまく言えないけど 運命とか信じたいのさ

「常夏☆サンシャイン」より

この記事の主目的は、自分が現在実施しておりますフラワースタンド企画に向けてしまっている果てしない「エゴ」への懺悔。そして、どうしてこの企画がイマの形に行き着いたのかという軌跡の吐露

もしこの記事を読んで「こんな人のフラワースタンド企画に参加するんじゃなかった」とちょっとでも思ってしまった人がいらっしゃれば、協賛いただいた分は全額返金いたします。DMまでお申し付けください。

それでは、本編へ入ってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

あの頃の僕らはどんなに
走ってもまだまだ届かなかったよ
でも何度も転んで泣いて
もっと今より自分好きになるよ

「Hoshizora Monologue」より

もう一度、あの場所で

私は一度、ラブライブ!スーパースター!!を応援する自分自身に挫けそうになった時がありました。Liella! 5th LoveLive! ~Twinkle Triangle~ 福岡公演の暁です。

詳しくは引用の記事より。端折ってその概要を申し上げると、

「5th LoveLive!に向けて全力で想いを高めてきたにもかかわらず、様々な要因の重複により、一切心が揺れ動くことなくライブを終えてしまった」

というものです。

※その原因は、公演内容の批判・否定を伴うものではなく、該当公演を下げるような意図はないことは一切ないことをご承知おきください。

誰よりもラブライブ!スーパースター!!を想って頑張ってきたはずだった。そんな"頑張り"は、ちょっとのきっかけですぐに瓦解してしまうくらい、弱くて脆いものだったんだ。

「ラブライブ!から受け取った勇気を自分が頑張るための原動力に変換していく」

これが私のラブライブ!でした。

でも、5th LoveLive!でついに何も得ることができなかったことが悔しくて。私は一時期「頑張る」ということのモチベーションも、そのやり方さえも忘れてしまうに至りました

いまではもうこの壁を乗り越えることができて、楽しくラブライブ!スーパースター!!を追いかけることができていますが、未だに自分が壊れかけてしまった北九州の地へのどうしようもない「恐怖」が残ってしまっているんです。

そんな最中に発表されたファンミーティングの情報は、あまりに私にとって救いでした。

「7月6日、7日に」。私の誕生日は7月7日です。晴れて23歳を迎える前の最後のイベント、および23歳を迎えた後の最初のイベントがこのファンミーティングになることが確定しました。

「5yncri5e!が」。人生で一番楽しかったアニメ2期の季節をより素敵に彩ってくれた存在である鬼塚夏美さんと、人生で一番苦しかった就活の季節の私の背中を押し、最後に頑張る勇気をくれた鬼塚冬毬さんが所属する、世界で一番大好きなユニットと誕生日に会える。なんたる幸せか。

「北九州にて」。もう一度、あの場所で。

様々な奇跡が交わった舞台である心・技・体 極上大冒険!! 福岡公演。だからこそ、私はフラワースタンド企画を立ち上げようと思いました。

こんなとこじゃ終われないよ。この機会を逃せば、きっと私はいまのまま、北九州の舞台に禍根を残したままラブライブ!スーパースター!!を追いかけていくことになる。

逃すわけにはいかない。22歳の自分が遺した最大の失態を抱えたままで23歳の自分になりたくない。北九州での想い出を、この企画と伴に最高の想い出に塗り替えたい

フラワースタンドのパネルイラストを依頼させていただいたのは、5th LoveLive!前のカウントダウン企画の折に、キービジュアルを手掛けてくださったむさしや先生。あの時と同じペアで、北九州を私史上最高の想い出の舞台にすべく、いま全力で頑張っています。

ジリジリと僕の胸
常に狙い定めてる不安さえ
「怖いよ」と言える今
怖いものなんてない!

「Jump Into the New World」より

「エゴ」との向き合い方

ここまで記したのが、私がこのフラワースタンド企画を主催するに至った経緯です。

もしかしたら美談だと捉えてくれる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、私自身は100%そうだとは思えていません。

私自身が縁あって多くの企画を手掛けさせていただいているからこそ生まれる考え方なのかもしれませんが、フラワースタンド企画に限らず、このような企画の動機は作品、キャラクター、キャストさんへのリスペクトや恩返しの機運であるべきだと思うのです。

もちろん、このような想いが私の中にないなんてことは決してありません。少し触れた通り、私は鬼塚夏美さんおよび鬼塚冬毬さんに対して格別の感謝の念を抱いています

フラワースタンドという手段をあえて取っているのは、私の中に彼女らへの恩返しを働きたい熱意が強く存在しているからです。

でも、この企画に向けている想いが純粋にそれだけかと問われると、Yesとは言えないということはこの記事で語ってきた通りです。

だから、せめて周りに苦い想いだけはしてもらわないように、最初は私一人でフラワースタンドを出そうかとも考えていました

…それでも最終的に協賛を募る形でこの企画を実施するに至ったのは、どうしようもなく皆様の応援の力を信じていたからです。

Liella! 3rd LoveLive! 北海道公演の折に、夏美さん宛てのフラワースタンドの協賛者パネルを作っていたとき、すごく胸が温かくなったんです。「こんなに鬼塚夏美さんを、絵森彩さんを応援している仲間がたくさんいるんだな」って。

そんな協賛者の方々の言葉を、名前を背負って企画を遂行していると、自然と私の中でも応援の熱量が上がってきて。たくさんの素敵をくれたこの方々と作品に、全身全霊で報いたいなって想いがより強くなっていったんですよね。

だから、今回の企画でもその力を信じたかった。

そして、いまではその作戦は大成功であったと思います

元々の動機の一つが前項で書いたことで、その気持ちがまっさらに消えるなんてことはきっとないのだけれど。自分の中で純粋な応援の気持ちが占める割合がすごく大きくなったな〜なんて感じられている今日この頃です。

なんとなくじゃないよ いつも
胸の中にある アツさ
僕ららしく そうさ
伝えるね 軽やかに

「Blooming Dance!Dance!」より

きっと一人でフラワースタンドを出す道を選んでいたなら、内容もとことん独り善がりなものになっていたのではないかと思うんです。本当に、みんなありがとう!

まだまだ道半ば。皆様にも、作品にも、キャラクターにも、キャストさんにも、誇れる私でフラワースタンドを出せるように。今後も全力で頑張っていきたい所存です。

不束者ではありますが、今後ともよろしくお願いいたします。

Thank you Good…!!

ここまでお読みくださった皆様、ありがとうございました。

ネガティブ気味な文章をお届けしてしまって申し訳ございません。でも、これをお話しせずに企画をやり切るのはあまりに不誠実だと思ってしまったので、取り急ぎね。

最初にお話しした通り、この記事を読んで不快になられた方には協賛金を全額返金いたします。未だこの記事で語った北九州への未練がすっぱりと消えているわけではないのは事実ですので。

逆に、この記事を読んでなお私と一緒に彼女らを応援してくださる方がいらっしゃるのなら。必ずや貴方が「協賛して良かった」と思えるようなフラワースタンドを叶えていくことを約束いたします。

私があげられるものなんてたかが知れているけど、精一杯頑張ってまいりますので、よろしければお付き合いよろしくお願いいたします。

あげられるものなどあんまりないけど
わたしの精一杯
受け取ってくれるかな?

「Thank you Good morning」より

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