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私、まだ虹ヶ咲のオタクやれます。

誰かと共有できるような、みんなが共感できるような内容の感想はライブ後に居合わせたオタクにありったけぶちまけたつもりですが、

今回のライブには自分ならではの感想と言いますか、自分の人生の選択にかかわるあれこれを肯定されたかのような気持ちになれる場面がちらほらあったので、それを遺すべくこうして筆をとっています。

だから、この記事に書いてあることの9割は自分語りになります。それでもよければ見ていってくださると嬉しいです。

取り急ぎ、皆様がここで引き返す前に、今回のライブは自分が受け取ってきた虹ヶ咲のライブの中でも最上級であり、本当に来てよかったと思わせられていることを綴っておきます。

さて、本題に入ってまいります。

①「愛の交換」について

6th Live!のテーマ、↑だったじゃないですか。まず、このテーマのライブが、このタイミングで開催されたこと自体に運命を感じているんですよね。

そもそも私のラブライブ!のファンとしての活動の原動力は「恩返し」にあります。

スーパースター!!の鬼塚夏美さん、もとい2期生に出逢ったことがこれを志すきっかけとなったのですが、そんな自分の中で「恩返し」の機運がこれほどまでに大きくなるきっかけはLiella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~の北海道公演でありました。

これは該当公演直後の私の言葉。この時に初めて私は「愛の交換」の素敵さに気づき、活動の大きな原動力となってゆきます。

そんな北海道公演の開催日は2023年1月13日・14日。そう、此度の神奈川公演のぴったり1年前なのです。

自分が「愛の交換」を学んだ日から1年後に「愛の交換」をテーマとしたライブが開催されていて、私がそこにいる。

図らずも、テーマに対する想いが熱く燃え上がった2Daysとなりました。

②連番者補正について

今回のライブは私が全面的に信頼している二人の友人と連番させていただきました。仮に、せつ菜推しのSさん、果林推しのWさんとさせていただきます。

Day1で連番したSさんは、ラブライブ!シリーズが全部大好きだけど、その中でも特に虹ヶ咲に高い熱量を注いでいるオタクで、まずそんな人に連番者として選んでいただけて嬉しかったです。

「TOKIMEKI Runners」の披露に際して、私の推しである相良茉優さんとSさんの推しである林鼓子さんが目の前に現れ、二人でデカい声出しながら爆踊りした瞬間がこの2Daysでいちばん楽しかったかもしれません。

Day2で連番したWさんは、きらんというアカウントができるずいぶん前から付き合いのある所謂身内というやつでした。

それぞれもっと高い熱量をもつ仲間たちとラブライブ!を追いかけたい気持ちから二人で今の仲間うちにやってきて。ラブライブ!観が多分めちゃくちゃ近くて、お互い色々学び合いながらオタクをやってきて。

これまで機会を逃し続けてきたけど、ここでようやく成立した連番でした。

彼は今回のライブで初めてフラワースタンド企画を主催したのですが、その頑張りを近くでずっと見てきたので、そのフラワースタンドを前に彼が泣いてる姿を見て、自分を涙を堪えるのに必死でした。もはや名前伏せてる意味なくなるけど、マジで素敵なフラスタだったから写真だけでも見ていってくれ。

こんなフラワースタンド企画を立てて頑張ってる彼の姿を見て、自分も半端な姿勢でこのライブに臨めないな、履修不完全なままで臨んだら彼に失礼だな、なんて思わされて。

自分がこのライブに向けて全力で気持ちを作れたのは、間違いなく彼のおかげです。

お知らせで肩を組みながら大泣きしたあの瞬間を絶対忘れません。これからも途切れない夢の虹を全力で追いかけるその背中を見せてください。

長くなりましたが、このライブを全力で楽しめたのは間違いなくSさんとWさんのおかげです。最後に、感謝を込めてこの歌詞を送らせてください。

熱く語りあえる君に会えてよかった
ホント嬉しいよ

「SINGING, DREAMING, NOW!」より

③憧れ「だった」中須かすみさんについて

私にとって、中須かすみさんはずっと憧れでした。

自分がかすみさんを応援し始めたきっかけは「無敵級*ビリーバー」。最初にあのMVを観たときの衝撃は筆舌に尽くし難いもので。

そこで語られた哲学を胸に刻み込んで、自分もこのような考え方ができるようになりたい、中須かすみさんのような素敵な人間になりたい、そう思ってこれまでの日々を歩んできました。

この世界中の全員がNoだって言ったって
私は私を信じていたい

「無敵級*ビリーバー」より

こうやって紡いできたかすみさんへの尊敬の想いが、この舞台でようやく結ばれた気がしました。

「背伸びしたって」をいざ現地で受け取った時に溢れた感情は、これまでのような「尊敬」の念ではなく、ひたすらに「共感」でした。

可愛い私でいるね あなたの為にいつでも
だってだってこんなに 大好きだから当然

「背伸びしたって」より

好きなものに相応しい自分であるために努力を重ねるところとか、背伸びをすることでなりたい自分を演じることがあるところとか、出逢った頃の気持ちを忘れず胸に刻み込まんとしてるところとか。自分がラブライブ!やそれを取り巻くファンのみんなに向けてるものと一緒なんですよね。

そして、こんな自分って絶対元から私の中にあった存在じゃないんですよね。まるごと後天的に作り上げられた自分、さらに言えばあの日胸に刻んだ「無敵級*ビリーバー」の哲学が作り上げた自分なんですよ。

それで、中須かすみさんに全霊の尊敬の眼差しを向けて、彼女みたいになりたいなって走ってきた時間って全く無駄じゃなかったことに気づいたんですよね。自分はいつの間にかかすみさんを尊敬して追いかけるだけの存在から、共感して隣で笑える存在に成長していたんです。

あの時は遥か遠くに見えていた背中が、いまはすぐ側にあるように思わされた「背伸びしたって」の瞬間に溢れた想いを忘れません。

「背伸びしたって」は、私にとって一番大切な虹ヶ咲の楽曲となりました。

④ダブルアンコールについて

私は虹5th千秋楽におけるダブルアンコールを、現地で直接受け取ることが叶いませんでした。

別に都合が悪くてパスしたわけじゃなくて、ただ運が悪くて外しちゃったんです。連番者と併せて周りのアベレージの3倍くらいの円盤を積んだんですけど、それでもダメで。それ以降の抽選も縁なく全落。

自分のツキのなさを他者のせいにするつもりは微塵もないです。ただ、自分があの場所に立つ資格を与えられなかった、その事実はどうしようもなく重くのしかかっていました。

それで、ちょっとだけ「私の虹ヶ咲はここで終わりなのかもしれないな」って思っちゃって。

もちろん「好き」って感情は消えないし、こんな話をして周りの空気を悪くしたくないし。この気持ちは自分の中に閉じ込めて、ライブにもそれなりに顔を出しました。

でもこの感情は呪いみたいにずっと消えることはなくて。今回のライブも「楽しみ」の仮面で心に蓋をしていたけど、きっと惰性で来ていた部分がちょっとはあったんだと思います。

でもここまで語ってきた「愛の交換」に感じた運命とか、最高の連番者とか、かすみさんを通して感じられた自分の成長とか、そういうのが自分の凍てついた心を溶かしてくれて。

極めつけにはDay2の夜に、もう二度と目の当たりにすることはないだろうって思っていたダブルアンコールを見ることができて。自分の心は本当に救われました。

「またここから始めていいんだよ」

そう虹ヶ咲のみんなが言ってくれた気がしたんですよね。

思えば「KAGAYAKI Don't forget!」を聴いてスクスタで初めてラブライブ!に触れた瞬間のときめきを想い出したりとか、

「Just Believe!!!」を聴いて、虹ヶ咲に本気でハマったばかりの頃に毎晩欠かさず2nd Live!のBDを観てた想い出が蘇ったりとか、

「Go Our Way!」を聴いて、ラブライブ!から距離を置いていた夢の期間に、久々に濃厚なラブライブ!としてOVAを受け取って、シアターに残ってるのが自分だけになるまでずっと泣いてたあの時の感動が脳裏にチラついたりとか、

虹ヶ咲と歩んできた想い出っていまでも大切にこころのアルバムにしまってあって、いつでもふとした時に見返したくなる。

すっぱり忘れて置いてけぼりにすることなんてできるわけないんですよ。それだけ一瞬一瞬が大切に胸に刻まれてる。

そんな大切で大切で仕方ない虹ヶ咲を、これからも全力で追いかけていきたいなって改めて心から思いました。

何回だって思い出すのは
簡単になんて消えない So Dreaming Up!
手を取り (Do it!!) 涙を拭き (Take it!!)
走り出せ!(So you’ve got to Go your way!)

「Go Our Way!」より

だから。

私、まだ虹ヶ咲のオタクやれます。やらせてください。


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