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龍吐水だだ漏れ日記(7月10日)

年を取るとあれこれ言いたくなる。SNSは年寄りの繰り言の良い受け皿だったけど、パソコン通信世代(もっと言えば「サークル室の大学ノートに長文を書きなぐってた世代」)の生き残りとしては長話をだらだら吐き出す場所が欲しい。要らんツッコミやRTは不要。インプで稼ぐ気も無し。というわけでこういう場所を作ってみた。
飽きるまでは続ける。

7月10日


https://www.itmedia.co.jp/aiplus/articles/2406/28/news199.html

「AIゆりこ」が

何の基盤をベースに作られたものか未だに明らかにされておらず(もしかしたら単なる3Dアニメだったのかもしれない)今後も情報開示される見込みもない中、こういうのはオープンソースの陽の面というかんじがして良い。一方でこの方、選挙期間中に対談相手として選んでる人のチョイスがかなり悪くて、その辺の人とわちゃわちゃやってるうちはそこにしか居られないんだけどなー、という気もする。変なところに取り込まれなければ良いのだけど。

https://note.com/uniqueai88/n/n1bc83b00f651
→「いかがでしょうか?」と書くのをよく我慢したな、ってくらい内容のない note 。
 AIゆりこについて検索するとこんなのしか出てこない。

https://togetter.com/li/2398703
https://togetter.com/li/2398915

いかにもこの人が

言いそうなことを言って「げに」としかいいようのない形で炎上し、おそらくこの人は「これだからイデオロギーに毒された人類は」と思ってるだろうと想像する。まとめ方もバイアス入ってるし「これだからトゥギャッターは」とは思うけど(いくら新作がちょっとご無沙汰だからって「自称SF作家」てのは失礼が過ぎるだろう)、生成AI で一番ヒステリックに反応してるのがイラストレーター界隈なのを分かってて、燃やしたくて燃料くべたんだろうなあ。SF大会で徹夜クロストークでもやればいいのに。こういうやり取りにしかならない点は昔から Twitter の欠点だったけど今やこれが知らんだれかの小遣い稼ぎになるのが腹立たしい。SNSから距離を取りたくなったのは一つにはそういうとこ。

この人はシンギュラリティの到来を恐らくはマジで信じている(それはイデオロギーではないのか?という疑問はここでは措く)ので、早く量産型イラストや量産型小説が自動生成され自動売買されて確定申告を AI が勝手にやってくれて人間は銀行口座に勝手に振り込まれる数字を眺めながら好きなことやって一生を過ごせるようになればいいのにね、と思っている。量産型コンテンツは AI に任せて、人間は表現の自由を1000%行使してエログロ同人誌を即売会で細々売って気持ち面で充足すればいいじゃん、という。私はここまで書いていて、先日都知事選に出てたあの人の口調を思い出している。安野さんじゃない人ね。

絵をある程度の技術で描けるようになるまでには相応の時間を要するし、上手くなる途中の過程はすごくしんどくて侘しくて辛いんだろう。自分は絵を描かないのでその辺の気持ちは分からないけど「ルックバック」は読んだ。
生成AI で似たようなもんができるんだからいいじゃん、楽しようぜ、というのはそういう地味な努力を「はい時代が変わりました!君たちの努力は無駄でした!はい残念!人生やり直してね!あれぇ?もうやり直しできる歳じゃないのかなぁ?」と嘲笑されたように受け取られるんだろうし、元の書き込みをした人は明らかに挑発したくてそういうことを言ってる。意図的に言葉足らずな言い方で火炎瓶を界隈に投げつけるような事をしてみせてるのは御年の割には幼稚だなあと思うし、日本SF界隈、残念ながらこの手の幼稚さがずいぶん前から支配的なのでこれまた距離を置きたくてそうしてる。対話って大事だよねということはずーっと言われてるけど、傾聴と「他者の合理性の理解」よりはマウンティングと論破の方がバズる(そしてバズらせる事が誰かのマネタイズに直結する)世界で対話は難しい。

https://note.com/i_oshida/n/nf02793c94ed8

それこそ「自称」理数系の人の一部は、一度「クッション言葉」とか「傾聴」とかを勉強した方がいいと思うし、もっと言うなら自分とレイヤーの明らかに違う人との喋り方を学んだ方がいい。その言い方では何も通じない。

Copilotに「画像編集ソフトで、アイコンが轢き殺された猫みたいなやつ何だっけ」と聞いたら「IrfanViewですね」と即答してくれた。いいぞ生成AI 、その調子。

現実世界の話。

引っ越しの準備をしている。
もう何度目の引っ越しになるだろう…8回目。2人暮らしになってから2度目の引っ越し。一人で呆然としながら準備する引っ越しに比べて2人がかりだと何もかも楽で本当にありがたい。このペースだと前日は何時間かは寝られそう。
積年の課題だった無駄なオモチャの類をこの機会にまとめて処分した。具体的にはWAのワルサーP99、パイソン、デジコンのコンテンダー(衛宮切嗣が持ってたアレ)、エルフィンナイツのハンドキャノン、あと居合規格の模造刀とか指揮刀(指揮刀は刃がついてないのが普通なので実物が原型そのまま残ってたりする)、未開封のプレイモービルやアクティックギア、ガンダム消しゴムにスーパーカー消しゴム。何でもかんでも売りに出せる時代になったなあ。買った時のことを考えると悲しくなるけど、思ったよりはマシ、という金額にはなった。ただ抜けた乳歯を10本くらい歯医者さんからもらったケースに入れて保存しとくのは止めて欲しかった。自分のものであっても不気味。あとは去年汗だくになりながら組み立てた本棚、一円にもならず1年でゴミになってしまった。査定に来てもらった業者の兄ちゃんは一目見るなり「こりゃダメですね」とやたら爽やかに断言してくれた。いっそ清々しくて気持ちがいい。

服も家具も、最近の製品はどんどん価値がなくなっていくな。値段がつくのは昔から残っているものだけだ。今回の引っ越しは短期間の仮住まいなので、ある程度古くて大事なものは常温常湿の倉庫を借りて疎開させた。あるものは捨てられ、あるものは残る。捨てられるものと手元に残るものを分けるものは何だろう。

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