なぜツーブロが禁止されるか?

先日、美容院に行ってきました。いつものように、横を刈り上げ、ツーブロックに。ジョギングで風を感じて、気持ちいい。かっこいいかどうかは不明ですが。だいぶ白髪が増えてきたので、グレーに染めてみようかとも思っています。

センセイだけツーブロずりー、などと言われることがあります。僕は高校生がツーブロでも金髪でもモヒカンでも、髪型なんて自由でいいと思っています。なんなら、制服もなくてもいいのでは、と。しかし、生徒たちは制服がいいんだそうです。毎日私服を選ぶことが面倒だとか、ダサいと思われたくないとか言っています。甘ったれてんじゃねえ、と言いますが。

生徒指導部がツーブロを禁止するその根拠は、入社試験で七割の会社がツーブロを好まないからなんだとか。ツーブロを好まない会社は、そのような会社なので、行かなければいいだけだと思うのですが。

高校生らしい、よく聞く言葉。高校生らしいとは、ダサくてつまらなくて従順ということと同義。教師の多くは、ダサくて、つまらなくて、従順。間違いなく、高校時代も、ダサくて、つまらなくて、従順だったはず。だから、自分のような高校生を育てたいのでしょう。自分のイケてない高校時代と今の人生を肯定するために。かっこよくて、おもしろくて、自分を持っている生徒は許せない。ルサンチマンです。

ダサくてつまらなくて従順=イケてない
かっこよくておもしろくて自分を持ってる=イケてる

これをイケてない教師はルサンチマンで逆転させます。

ダサくてつまらなくて従順=高校生らしい、推薦してあげるよ!
かっこよくておもしろくて自分を持ってる=不良だね、推薦してあげない!

学校の常識は社会の非常識、こんな場面でよく感じます。

ダサくてつまらなくて自分がなくて、幸せになれるのでしょうか?
イケてる方が、絶対に幸せ。

教師の仕事は、生徒が幸せになる手伝いだと思います。


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