不登校のむすめっこの高校受験

中学3年生になる、不登校のむすめっこ。

そろそろ進路を決めなくてはいけない時期で、でも娘の状況を理解して親身に相談出来るところは、そうそうなくて。きっと、娘ももんもんと考え続けながら、私もいろんな情報を集めては悩んでいます。

むすめっこの場合、市外の私立中学校に進学してしまったので、行政のケアなどもないわけです。私立の中学校では、やっかいものだし、何もしなければ、その私立高校に進学できるので、特段受験に向けた指導はなし。というより、高い学力で他校を受験する生徒さん向けには、対策しようがあるけれど、むすめっこのようなパターンは、そうそう経験がなく、何をしたらよいかわからない・・・というのが正直なところ。

むすめっこは・・というと、海外に行きたくてしょうがないのです。

その気持ちはわかっていますが、今の様々な症状を見ていると、手放しで海外に出すことは、親としては難しい。海外に行くという希望もかなえつつ、日本の高校に進学して卒業させたいというのが本音です。

娘の場合、知的な障害はなく、中学受験をして私立に受かってしまうような学力を持っているので、きっとやる気になって勉強すれば、そこそこの学校に入れるんだろうと思いますが、なんせ内申点がない・・・・しかも、中学1年の後半からは、まったく学習していないので遅れを取り戻すのは本当に大変なことなのです。

こんな状況の中、昨夜むすめっこがめずらしく私の部屋に大量の資料を持ってやってきました。

「不登校を許してくれる高校で、年に数回海外に短期留学を許してくれる高校に進学したい」

そして、中学校の遅れを取り戻したいので、受験前の特訓講座(通信)を受けたいと。

家でゴロゴロ、なんにもしていないように見えていたむすめっこ。ちゃんと考えていたんですね。なんだか、うれしくて涙が出ました。その場で、受験対策の通信講座を申込、そして希望がかなえられる進学先の候補をいくつかあげて、時間をとって見学に行くことを約束しました。

不登校の子の場合、進学先は本当に迷います。
・普通高校に行って、万が一普通に通いだせるなら、それもいいんじゃないか。
・普通高校に行って、一日も通わず、高校生活を引きこもらせてしまうんじゃないか。
・定時制、単位制、通信制という選択があるが何があっているのか。
・通信制は、途中でやめるひとたちが多いと聞くし・・・
・定時制は、学校があれているということも聞くし・・・

何があっているかなんて、本当にわからない。
相談出来る人も少ない。
ましてや、我が家のように自ら選んで
地域外に出ている人は余計にです。

むすめっことは、通信制、単位制の高校を見に行くことにしました。

と、まぁ順調に話が進むとこうなるのですが、次の日になってみると気持ちが変わっていたり、教材を購入しても一向にできなかったりして、親はまたイライラするんですけどね。

ま、長い目で。むすめっこの生きていく力を育むことを目指します。

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